低金利でキャッシングしたい! おすすめはどんなカードローン?
ご存知のように、カードローンを利用すれば金利がかかってきます。もちろん、それはカードローンに限った話ではなく、ローン商品であれば必ず金利が付いて回ります。
しかし、金利は一律ではなく、各社様々に設定しているため、同じカードローンでも低金利のものと高金利のもが存在しています。できることなら低金利のものを利用して、金利負担を減らした方が返済の負担も軽くなります。
低金利でキャッシングするなら銀行系カードローン!
カードローンには、大きく分けると2つのタイプがあります。ひとつは銀行系カードローン、そしてもうひとつが貸金業者の扱うカードローンです。
銀行系カードローン | 銀行、信用金庫、信用組合などの扱うカードローン |
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貸金業者のカードローン | 消費者金融や信販会社などの扱うカードローン |
一般的に、銀行系カードローンには低金利で利用できるメリットがあり、貸金業者のカードローンには審査が早いというメリットがあります。低金利で選ぶなら銀行系カードローンの方がおすすめなのです。
同じ貸金業者でも審査スピードなら消費者金融!
補足として付け加えておきますが、同じ貸金業者でも消費者金融と信販会社とでは審査スピードが異なります。審査の早さで選ぶのであれば、消費者金融がおすすめで、信販系カードローンに関しては銀行系カードローンより審査が長いというのが一般的です。
低金利の銀行系カードローンでキャッシング! 貸金業者の金利とはどのくらい違う?
銀行系カードローンは低金利だと言われても、ざっくりすぎてよく分からないですよね? では実際にどの程度違うのか、貸金業者と比較していきましょう。銀行系カードローンと貸金業者とを比較した場合、銀行系カードローンは低金利で融資限度額が大きく、貸金業者は高金利で融資限度額が低いという特徴があります。
銀行系カードローンと貸金業者の金利差は歴然! 低金利だからこそお得に利用! 注目は最高金利!
2013年に金融庁のまとめたある資料によりますと、カードローンを利用する理由のベスト5は以下のようになっています。
- 生活費不足の補填
- 欲しいものを買うため
- クレジットカード利用代金を支払うため
- お小遣いが欲しかった
- 遊興費
かなり具体的な理由が挙がっていますが、上記の理由を見てもお分かりのように、それほど高額な金額が必要ではないということがうかがえます。数万円~数十万円という範囲で十分にカバーできる理由が大半を占めているのです。
これはつまり、カードローンを利用する人の多くが100万円以下の利用にとどまっていることになります。カードローンは、利用限度額に応じて金利設定が変わってきますが、100万円以内であればそこに適用される金利は最高金利ということになります。
カードローンの最低金利に目を奪われてはダメ! 最高金利で判断してこそキャッシングの利便性が生きる!
カードローンには、最低金利と最高金利があります。例えば「最高800万円、年率3.0%~14.0%」というカードローンであれば、年率3.0%が最低金利で、年率14.0%というのが最高金利となります。そして、数十万円という限度額であれば最高金利の年14.0%が適用されます。
この例で言えば、たしかに最低金利の年3.0%は魅力的ですが、その金利が適用されるためには最高融資額である800万円の利用枠を与えられなければ適用されることがないのです。数十万円という利用枠で最低金利が適用されることはまずありませんので、多くの人の場合、金利は最高金利のみに注目しなければ意味がありません。
同じ銀行系カードローンでも金利設定はバラバラ! どの銀行系カードローンを選ぶかも重要!
貸金業者の場合、消費者金融でも信販系カードローンでも最高金利はほぼ同じで、概ね年18.0%ほど。街金などでは年20.0%です。しかし、銀行系カードローンの場合は各銀行によって金利設定がバラバラです。
貸金業者 | 概ね年率18.0%(消費者金融・信販系カードローンなど)~年20.0%(街金など) |
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銀行系カードローン | 13%台~14%台が多く、18.0%に迫るものもある |
貸金業者と銀行系カードローンの最高金利はこのようになっています。低金利重視で選ぶのであれば、間違いなく銀行系カードローンが確実です。ただし、表にも書かれているように、銀行系カードローンの中にも最高金利が貸金業者なみに設定されているところもあります。
キャッシングするなら14%台までを目安に! それがカードローンを低金利で利用するポイント!
同じ銀行系であっても、カードローンによっては消費者金融とさほど変わらない最高金利を設定しているところもあります。そうなると、さすがに低金利で利用するということも難しくなってしまいますので、銀行系カードローンだからといって安易に選択してしまうのも危険なのです。
低金利という目線でチョイスするのであれば、年13%台~14%台を目安にすることを心掛けましょう。銀行系カードローンでは、年率15%台とか、年率16%台といった金利設定をしているところはまずありません。14%台よりも高い金利設定は一気に飛んで17%台となりますので、17%台のカードローンさえ選択しなければ概ね低金利のカードローンということになります。
低金利キャッシング!各銀行カードローンの最高金利を比較!
先のとおり、銀行系カードローンの金利設定は各銀行によってバラバラに設定されています。貸金業者のようにある意味で統一性のある金利設定とはなっていないため、「銀行系カードローンは低金利!」だという言葉を信じてしまうのも良いこととは言えません。
銀行系カードローンでキャッシング! 各銀行カードローンの最高金利はどのくらい?
では実際に、主な銀行系カードローンの最高金利を比較してみましょう。
カードローン名 | 最高金利(年率/%) |
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三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 14.6% ※バンクイックの金利:年1.4%~14.6% |
イオン銀行カードローン BIG | 13.8% |
みずほ銀行カードローン(コンフォートプラン) | 14.0% |
ソニー銀行カードローン | 13.8% |
auじぶん銀行カードローン(じぶんローン) | 17.5% (au限定割 誰でもコース 17.4%/借り換えコース 12.5%) |
住信SBIネット銀行 ミスターカードローン(スタンダードコース) | 14.79% |
三井住友銀行カードローン | 14.5% |
主な銀行系カードローンの最高金利を挙げてみましたが、中には最高金利が年17%を超えているものもあります。その他は13%後半~14%後半というところばかりですので、低金利でキャッシングしたいのであれば、そうした銀行系カードローンへ申し込むようにしましょう。
例金利で最高融資額も高い! 銀行系カードローンは消費者金融のキャッシングよりも魅力的!
銀行系カードローンの場合、融資限度額も貸金業者より高めに設定しているケースも多いため、最低金利に関しても貸金業者より低くなっています。貸金業者では最高融資額も500万円程度までというとこえおが多いのに対し、銀行系カードローンでは800~1,000万円というところもあります。
ただし消費者金融でも貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローンが用意されているため、融資額のリミットの問題はあっても、300万円~500万円までなら対応は可能です。
一本化OKのカードローンなら本当におまとめローンとして利用できる!キャッシングだけに縛られない自由度の高さと低金利!
以上のような理由から、銀行系カードローンを一本化に利用することは可能ですし、消費者金融でも実際に「おまとめとしての利用もOK」と謳っているカードローンがたくさんあります。こうしたカードローンを利用すれば、他社キャッシングをひとつにまとめてしまうこともできるのです。
消費者金融のおまとめローンは、アイフルの「貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン」のように営利目的よりも利用者の救済を目的にしたサービスと言えます。ただ金利に関しては銀行系カードローンの方が低金利で利用できることも多いようです。最高融資額も高く、しかも低金利で利用できる銀行系カードローンは、キャッシング以外にも一本化での活用方法もあるのです。
キャッシングに便利なカードローンよりも低金利! 目的別ローンとの違いは?
カードローンはローン商品のひとつですが、同じローン商品に目的別ローンというものもあります。住宅ローンや自動車ローンなど、目的を絞って利用することのできるローンのことですね。ブライダルローンや葬祭ローンなどもそうした目的別ローンのひとつです。
目的別ローンは使途自由なカードローンよりも低金利で利用することはできるものの、その目的でしか利用できないというデメリットもある上に、融資金も直接相手側に振り込まれてしまうケースがほとんどです。例えば自動車ローンであれば自動車販売会社へ直接振り込まれてしまうわけです。
キャッシング専用のカードローンには担保がないから金利が高め! 目的別ローンは担保があるから低金利!
目的別ローンは使途が限られてしまっているために借入金を自由に使うことができませんが、自動車ローンであれば自動車が、住宅ローンであれば土地や建物を担保とできるため、低金利で利用できるのです。
カードローンはそもそも担保不要で利用できるものなので、貸し倒れという万が一の事態に備えて金利を高めに設定しているのです。カードローンと目的別ローンの違いは、担保があるかないかで金利にも差が生じているのです。