みずほ銀行カードローンの返済が遅れそうになったら?
基本的に、銀行であっても消費者金融であっても、約定日までに返済ができなかった場合は結果的にカードの利用はストップされる。実際に、約定日から何日後に利用を止められてしまうのかは各金融会社によって様々である。
みずほ銀行カードローンの返済は口座のみ
カードローンには銀行系や消費者金融系など様々なものがあるが、その多くは返済方法にバリエーションが設けられている。消費者金融であれば自社ATMやコンビニなどの提携ATMから返済を行えるし、ネット返済などという方法も選択できる。
しかし、みずほ銀行カードローンの場合は、みずほ銀行の口座引き落としという方法でしか返済ができない。
早期返済は毎月の支払いとは別扱い
もちろん、提携ATMからでも返済することはできるが、それは”個人で勝手に行う返済”であって、毎月の支払いとは別の「早期返済」扱いとなる。「提携ATMから返済したから今月の引き落としは大丈夫」ということにはならないのだ。みずほ銀行の場合、毎月の支払い分は毎月10日に口座から引き落とされて初めて返済したことになるのである。
みずほ銀行カードローンの場合、この辺りが少々ややこしいので勘違いする人もきっと少なくないに違いない。少なくとも、毎月10日の引き落しという部分は確実に守る必要がある。
みずほ銀行カードローンで遅延・延滞をしたときの流れ
みずほ銀行カードローンで約定日に引き落としされなかった場合、即時カードローンの利用をストップされる。もちろん、その後にすぐ返済すれば利用停止を解除してくれる。
もしそのまま返済をしなければ、以下の流れで支払いの催促が行われる。
- 支払いを催促するハガキ
- 直接電話がかかってくる
- 督促状が送られてくる
このような流れとなる。
督促状が発送されると最後通告とも言うべき事態となるから、できればそうなる前に返済しておくべきだろう。
無視することが最もいけない行為
もし約定日までに返済金額を用意できないのであれば、それが分かった時点でみずほ銀行に電話しておくことも大切である。
利用者と金融会社は信用で成り立っている。敢えてこちらから「返済が間に合いそうもない」ということを伝えるだけでも相手への印象も違う。返済が遅れてしまうことに罪悪感を抱いてしまい、何の連絡もせずに無視するという行為が最もいけない行為となる。
気兼ねして対応を怠ると時間が経つほど不利になる
催促のハガキや電話も同じだ。なぜハガキを送って来たり電話をしてきたりするのかと言えば、本人と連絡を取りたいからなのである。いつ頃返済できそうなのかを確認できさえすれば相手はそれでいいのである。督促に対処するのを嫌がってハガキや電話を無視し続けてしまえば、信用度も一気に下降していくだけということになる。
厳しい取り立ても無い
借金の返済を滞納してしまうと、厳しい取り立てに遭うのでは? と不安を抱く人もいるだろう。
しかし、その心配は皆無である。たとえ消費者金融であろうとも、現在では厳しい取り立て行為は法的に禁止されているからだ。遅延や滞納をしたからといって、怒鳴られたり脅されたりということは一切ない。
長期滞納すると信用情報(クレジットヒストリー)に傷がつく
だからと言って、返済をそのままにしていていいはずはない。まずは遅延や延滞をしてしまった事情を話し、いつなら入金できるのかも伝えておく方がベストである。できれば事前に連絡しておくことで、督促状などが送られてくることも止める効果があるし、しつこく電話がかかってくるようなこともなくなる。まずはこちらが誠意を見せることで、相手も柔軟に対応してくれるのである。
いったん傷が付くと信用を取り戻すのは大変
滞納の場合、概ね3カ月以上滞納をしてしまうと信用情報機関に事故情報が記載されてしまう。そうなると、最低でも5年間は他のカードローンやクレジットカードに申し込んでも審査に通りにくくなる。
また、数日や数週間の延滞であっても、その事実が信用情報に記載されてしまうと半年程度は審査に通過できなくなるなどの支障が生じてしまうので注意が必要だ。
遅延損害金も発生する
約定日までに返済が行われない場合、遅延損害金というものが発生する。遅延損害金とは、言わば返済が遅れたことに対するペナルティのようなものである。遅延損害金に関しては契約書にも記載されているので、契約をした時点でそれを承諾したことになる。
遅延損害金は、銀行でも消費者金融でも一律で概ね20%となっている。ちなみにみずほ銀行カードローンの場合は19.9%である。
遅延損害金は雪だるま式に膨らむ。返済金利よりも割高!
参考までに遅延損害金の計算方法は、
(現在の借入残高×遅延損害金の年率)÷365=1日あたりの遅延損害金となる。
これに約定日からの経過日数を掛ければ、現在いくらの遅延損害金が発生しているかを知ることができる。
当然、返済を放置していれば遅延損害金もどんどん膨らんでしまう。何より、督促状が送られてきてしまえばいつ法的な手続きを取られるか分からないし、そうなると残金を一括で返済しなければならない事態にもなる。
事が大きくなる前に早めに対応するということを、常に心がけておくべきだろう。