みずほ銀行カードローンの審査時間(審査期間)は最短数日!即日融資ができない理由は?
「みずほ銀行の審査時間は長い!」そう思っていませんか? みずほ銀行カードローンの消費者金融と比べて金利が低いみずほ銀行で即日融資が受けたい!という方は少なくないかと思いますが、残念ながらみずほ銀行は即日融資には一切対応していません。最短でも数日、場合によってはそれ以上の期間がかかります。
もっと言ってしまえば、2019年7月現在、即日融資に対応している銀行は1つもありません。即日で借りたいのならば、金利が高いことは諦めて消費者金融で借りるしかないのです。
規制の強化により、銀行は即日融資ができなくなった
実は2018年1月以前は、即日融資に対応している銀行もいくつかありました。各銀行が即日融資を辞めてしまったのは、全国銀行協会(全銀協)が、即日融資の廃止を各銀行に要請したためです。では一体なぜ、全銀協はそのような要請を出したのでしょうか。
理由は大きく2つに分けられます。すなわち
- 反社会的勢力との取引排除
- 過剰融資の防止
です。
各銀行は暴力団などの反社会的勢力との取引を規約で禁じています。しかし、2013年にはみずほ銀行が反社会的勢力との取引を把握していながら放置したとして業務改善命令が出されるなど、その規約は必ずしも十分に守られてはいませんでした。金融庁はそもそも反社会的勢力への貸付が起こってしまった理由は審査体制の甘さにあると指摘しており、全銀協に対して審査をより丁寧に行うように求めました。
その結果、銀行が新たに融資を行う際には、警察が保有するデータベースへのアクセスが必須となりました。警察のデータベースには反社会的勢力の構成員に関するデータがあり、申込者がそれに該当しないかを調べるようになったのです。このアクセスに早くても1日、長ければ数日以上の期間がかかるようになったため、即日融資ができなくなったわけです。
また、銀行のカードローンはかつて、過剰貸付が問題視されていました。消費者金融は「その人の年収の3分の1以上の融資をしてはならない」という総量規制の対象になっていましたが、銀行はその対象外であったために、過剰な貸付、その結果の債務整理がよく起きていたのです。
このような流れを受けて、各銀行はより慎重に審査を行うようになりました。これまで保証会社(消費者金融や信販会社など)にほぼ丸投げしてきた審査業務を自らも行うようになり、ダブルチェック体制が敷かれるようになりました。この審査に時間がかかるため、即日融資ができなくなったわけです。
みずほ銀行の審査時間(審査期間)を短縮する方法は?
上記の通り、みずほ銀行は現在即日融資には一切対応していませんが、できる範囲内で審査時間を早めることは可能です。
たとえば申込みをパソコンやスマートフォンから行ったり、希望極度額を50万以下にしたりすると、審査時間を短縮できます。ここではその方法を解説します。
ネットから申し込むと、審査開始までの時間を省略できる
みずほ銀行カードローンは、以下の方法で申し込めます。
申込方法 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
パソコン | みずほ銀行の公式Webサイト(パソコン用)から申し込む。 | 24時間365日いつでも申し込める
審査開始までの時間を省略できる |
インターネット環境がないと使えない |
スマートフォン | みずほ銀行の公式Webサイト(スマートフォン用)から申し込む。流れはパソコンと同じ。 | 24時間365日いつでも申し込める
審査開始までの時間を省略できる |
インターネット環境がないと使えない |
郵送(メールオーダー) | みずほ銀行備え付けのメールオーダーにより、郵送で申し込む。 | 特にない | 銀行まで行かないといけない
みずほ銀行の普通口座が必要 時間がかかる |
電話 | みずほ銀行カードローン専用ダイヤルから申し込む。 | 自宅からでも申し込める | 少し時間がかかる |
店頭 | みずほ銀行の店頭で申し込む。 | 直接行員に話を聞きながら申し込める | 銀行まで行かないといけない
少し時間がかかる |
それぞれの申込方法にメリットとデメリットがありますが、審査時間を短くしたいという場合は、パソコンもしくはスマートフォンから申し込むのがおすすめです。これらの申込方法はインターネットを通じて行うものなので、24時間365日いつでもどこでも行えるのが大きなメリットです。銀行まで行く手間も省けますし、審査時間を省略したいならば必ず上記の2つの方法のどちらかを選びましょう。
みずほ銀行の口座がないと審査時間が長くなってしまう点に注意!
みずほ銀行カードローンはみずほ銀行の口座がない段階でも申し込めますが、パソコンやスマートフォンから申し込んだ場合でも別途書類の郵送が必要になってしまいます。せっかくカードローンの申込みをネットで行っても、これでは二度手間です。
一方、口座を持っている場合は必要書類をオンラインで送付できるので、審査時間を格段に短縮することができます。審査時間を短くしたいのならば、みずほ銀行の口座が必要不可欠と言えるでしょう。残念ながらみずほ銀行の口座がない状態で審査時間を短くすることは難しいので、その場合は他のカードローンの利用を検討したほうがいいでしょう。
みずほダイレクトを利用すれば「本人確認書類」「収入証明書」も省略できる!
みずほ銀行のインターネットバンキングである「みずほダイレクト」を利用している場合は、本人確認書類がも不要になります。また限度額50万円以上の場合は収入証明書の提出が必要となりますが、審査結果のメールが届いた後に必要書類を送る必要もありません。
みずほ銀行は土日祝日の審査を行っていない!審査時間を短くしたいなら週明けの申込みがおすすめ
みずほ銀行は原則として、土日祝日の審査を行っていません。パソコンやスマートフォンからの申込みは24時間365日受け付けていますが、審査を行うのは平日のみです。なので例えばパソコンから土曜日に申し込んだ場合、審査が開始するのは翌週の月曜日(月曜日も祝日の場合は火曜日)ということになります。このことを考えると、審査時間を短くしたいのならば土日祝日はもちろん、金曜日の申込みも避けたほうがいいでしょう。逆に週明けの審査はスムーズに終わる可能性が高いです。
どうしても土日に借りたいという場合は、消費者金融のカードローンがおすすめです。例えばアコムは土日も審査を実施していますので、待たされることもありません。金利は多少高いですが、利便性との引き換えですのでそのあたりは仕方ありません。
提出書類を減らしたいなら、希望利用極度額を50万円以下にする
みずほ銀行カードローンに申し込む場合、以下の書類が必要になります。
- 本人確認書類
- 収入証明書(希望利用極度額50万円超の場合)
本人確認書類はどのような場合でも必須ですが、収入証明書は希望利用極度額が50万円超の場合のみ必要です。逆に言えば、希望利用極度額が50万円以下の場合は省略することも可能なわけです。用意する書類を少しでも減らして早く審査に申込みたいという場合は、希望利用極度額を50万円以下にするといいでしょう。
利用極度額は返済実績を積み重ねていけばあとから増やすこともできますし、そもそも初回申込時に希望極度額を50万円超にすることは簡単ではありません。せっかく希望極度額を50万超にして収入証明書まで提出したのに、結果利用極度額が30万円になってしまった、ということも十分ありえますので、最初は50万円以下にすることをおすすめします。
みずほ銀行カードローンの審査時間(審査期間)を短くしたいのならば、在籍確認への準備は必須!
在籍確認とは、申込者が働いている職場に電話を掛けて、その人が本当にそこで働いているかを調べることです。
本人が電話に出れば、その時点で在籍確認は完了です。本人以外が出た場合でも、その人の在籍が確認できる言葉(例「ただ今席を外しております」など)が返ってくれば、やはり完了です。逆に在籍が確認できなかった場合、そもそも誰も電話に出なかった場合などは在籍確認が完了せず、したがって借入もできません。スムーズな借入を望むならば、事前に在籍確認への準備をしっかりと行っておくべきです。
提出する電話番号は超重要!
在籍確認をスムーズに済ませる上で重要なのが、提出する電話番号選びです。会社が複数の電話番号を持っている場合、どれを選べばいいのかで迷ってしまいがちかと思います。一体どの電話番号を提出すべきなのでしょうか。
まず、提出する番号は基本的に「外部(第三者)に公開されているもの」を選びます。第三者に非公開な電話番号だと、それが勤務先の電話番号であるという確認ができないからです。公開されている番号が代表番号しかない中小企業の場合は、その番号を記載しましょう。
逆に、従業員や部署が多い大企業の場合は、代表番号だけではうまく取り次げない可能性があります。その場合は外部に公表されている部署の番号をあわせて提出するといいでしょう。
派遣社員の場合は派遣元の電話番号を申請する
派遣社員の場合、派遣元と派遣先の電話番号、どちらを使えばいいかで迷ってしまうこともあるかと思いますが、基本的には派遣元の電話番号を申請します。派遣先は派遣社員の細かい情報について把握していないことも多いからです。
自宅が事務所の自営業者の場合は自宅の電話番号でOK
自営業者で、自宅の固定電話を営業に使っているという場合は、その電話番号を申請しましょう。
職場に人がいないと在籍確認はできない!
在籍確認は職場に電話を掛けて、その電話に出た人に話を聞くという手続きですので、そもそも職場に誰もいないと完了させられません。平日であっても会社全体が休みになる日(夏休みなど)には利用できないのです。みずほ銀行は在籍確認は原則として電話のみなので注意が必要です。
在籍確認の際に職場バレしないか?
在籍確認のために職場に電話を掛けられると困る、という方も少なくないかと思います。特に普段滅多に職場に電話が掛かってくることがない場合は心配かと思いますが、結論から言えば、その心配は杞憂に終わることが多いです。
みずほ銀行カードローンの在籍確認は、それを行う担当者の個人名で掛けてもらうことが可能だからです。電話に他人が出て、何の電話なのかとしつこく聞き返した場合でも、第三者に対してカードローンの利用を漏らすことはありません。そもそも職場バレなど起こしてしまったらみずほ銀行や保証会社のオリコの信用問題に関わるため、両社は最新の注意を払っています。
それでも怪しまれることがまったくないとは言い切れませんが、その場合は「クレジットカードの在籍確認の電話だった」とでも言っておけばOKです。クレジットカードでも在籍確認の仕組みはあるため、電話から利用がバレるということはまずないでしょう。
みずほ銀行カードローン審査時間(審査期間)まとめ
カードローンの審査時間は短くならない!他で時間短縮
カードローンの申し込みにあたっては審査の通過が不可欠です。借りる側の都合で審査時間を短縮してもらうことはできません。借入までの時間を短縮したいと考えるのであれば、他で工夫するしかありません。それがネット申込みであり、みずほ銀行口座の活用です。それ以外では消費者金融しかありません。
最後に、今回の記事をおさらいしましょう。
- みずほ銀行を含め、すべての銀行は即日融資への対応を取りやめている
- その理由は反社会的勢力への融資防止、及び過剰融資の防止
- 即日で借りたい場合は消費者金融がおすすめ
- パソコンやスマートフォンから申し込むと待ち時間が短くなる
- 土日は審査をやっていないので、審査時間を減らすなら月曜日がベスト
- 希望極度額は50万円以下にすると、提出書類が減らせる
- 在籍確認をスムーズに終わらせるためにも、電話番号はきちんと選ぶ
みずほ銀行のカードローンは即日融資非対応ですが、審査時間を減らす方法はいくつもあります。
確かに何も対策を行わなければ数週間の時間がかかってしまうこともありますが、工夫次第ではそれを3日程度にまで縮めることが可能です。 待たされた挙げ句審査落ち……なんてことがないように、審査時間はしっかりと短縮していきましょう。
審査を少しでも早く終わらせたいという方は、この記事に記載されていることをすべて試してみてください。