借りるときにきちんと利息を考えたことがありますか?
ところであなたは借金をするとき、十分に利息のことを考えて契約しますか? 限度額いっぱいまで借りたらどうなるのでしょうか?
たとえば300万円を借りたいとします。300万円もの返済になりますと、返済計画に少し支障が出ただけでも後戻りできない場合があります。まずは借入前に返済シミュレーションをしっかり行っておく必要があります。
300万円を借りたいなら利息計算は必須
特にお金がなくてあせっていると、貸してくれるところならどこでもいいと言った気持ちになってしまい、金利(利息)のことを考えずに契約してしまいがちです。
でも、金利を甘く見てはいけません。あなたが返している毎月の返済額のうちいくらが利息分にあたるのか考えてみましょう。
消費者金融で年利15%で300万円を借りた場合を比較
返済回数 | 30回 | 40回 |
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返済額合計 (一か月) | 120,535円 | 95,764円 |
利息分(一回目) | 36,986円 | 36,986円 |
返済総額 | 360万円 | 380万円 |
これは消費者金融1社でまとめて300万円借りたケースですが、複数社で分割して借りている場合、それぞれの利息はもっと高くなるでしょう。
300万円を借りる=60万円~80万円を利息で払うことに!
改めて見てみると、「こんなに利息を払っていたのか!」と愕然としませんか? 80万円あったら、中古車1台ぐらい即金で買えてしまいます。
月々の返済額を低く抑えすぎると返済期間が長くなり、結果支払う利息総額が大きくなってしまいます。
あまり低い返済月額を設定しないこと、そして余裕があるときには、1000円ずつでもいいので繰り上げ返済を行い、少しでも早期の完済を目指す=返済総額を減らすことが重要です。
繰り上げ返済はすればするほど後がラクになりますので余裕があるのならなるべくするようにしましょう。
銀行カードローンvs消費者金融でお得度を比較してみよう!
ではここで、低金利といわれる銀行カードローンで300万円借りた場合の金利を比較してみましょう。
三菱UFJ銀行の公式サイト上で提供されている返済額試算シミュレーションを使って、大手消費者金融と同じ300万円を借りた場合の利息額を比較してみます(ちなみに各金融機関が出している返済額試算シミュレーションは、借入金額や借入利率、返済月数、つまり借入期間などを入力するだけで、あっという間にシミュレーションしてくれるのでとても便利です!)
借入額300万円を36回(返済期間3年)で返済した場合で比較!
三菱UFJ銀行 | 某消費者金融 | |
金利 | 7.6%~10.6% | 15.0% |
返済額合計 (一か月) | 91,401円 | 103,995円 |
利息分(一回目) | 15,250円 | 36,986円 |
返済総額 | 329万円 | 373万円 |
なんと、総額返済額を44万円も減額できます。
これを見れば一目瞭然ですね。消費者金融で借金しているあなたはすぐに銀行カードローンを利用するべきと言えるでしょう。
低金利の銀行カードローンが絶対にオススメ
ちなみに、銀行系の個人向け無担保ローン(フリーローン)では、借入限度額500万円、最小金利10%〜15%というのが一般的な貸付条件です。そのため希望金額に関わらず貸金業者(消費者金融や信販会社)よりも銀行カードローンのほうがお得です。
金利計算で見てきたように、300万円など高額であればあるほど、低金利のローンを選んで利息負担を抑えることが重要になります。
消費者金融で300万円借りるには年収900万円が必要になる
「300万円あれば、問題をクリアできるのに…」そう思われている方は、銀行カードローンの審査を受けることをおすすめします。
銀行カードローンは、他の金融機関よりも金利が低く、高額融資になるほど金利の面で有利になります。しかし、そもそも銀行カードローン以外は300万円借りるのがリアルでは無いのです。
消費者金融で300万円借りる事態はそもそも想定されていない
消費者金融ですと、利息制限法の上限ギリギリに金利が設定されていることも珍しくありませんし、そもそも融資限度額が300万円までないところも多いです。
たとえ融資限度額が300万円以上でも、総量規制の対象ですので、年収が900万円以上ないと300万円借りることができません。年収900万円以上の方はあまりいませんから、300万円借りようと思ったら、必然的に銀行カードローン一択の選択になります。
銀行カードローンで借りるメリットとデメリット
銀行のカードローンの特徴を述べますと、やはり金利の低さが最大の特徴となっています。
銀行カードローンの金利の最大値は、14.0%前後と消費者金融等と比べて約4.0%ほど低くなっているので金利の面で見ると非常に利用しやすいかと思います。しかも高額であるほど金利が下がるので、こちらも好都合です。
銀行カードローンは限度額が高く、低金利
また借入限度額も高く設定してあり、800万円の限度額を設定している銀行カードローンもあり大口の融資を希望されている方の多くは銀行のカードローンを利用されています。
大口の融資を希望されている方が銀行のカードローンを利用する理由は他にもあり、その点こそ銀行のカードローンを利用する真の利点でもあります。
審査は厳しい!その代わりに交渉も可能
銀行のカードローンはメリットが多いかわりに消費者金融等と比べると審査が難しくなっているのが現実で、他社からの借入件数や年収等をしっかりと見られます。審査さえ通ってしまえば、最大融資額も高い銀行カードローンを一生使えますので、とりあえず申込をしておくという方が多いようです。
銀行カードローンではおまとめローンと借り換えローンも推奨しているため、これらを利用することで300万円の借り入れを実現する方も多くいます。
即日審査・即日融資のスピードも上がってます!
現在では銀行のカードローンにもネットから申し込む事が出来るので、わざわざ足を運ぶ必要なく自宅のパソコンやスマートフォンから簡単に申込をして素早く審査を受ける事が出来ます。
銀行の場合審査に時間がかかってしまうと思われていますが、大手の銀行カードローンでも審査は最短30分と消費者金融に負けず劣らずのスピードだったりします。すぐにお金を用意したいと考えられている方でも安心して申込が出来るかと思います。
300万円は借りることが出来る!事前に準備をしておきましょう
300万円というと簡単に借りれる金額ではありません。即日融資で今すぐに借りるのはかなり難しいでしょう。それでも可能性があるのは銀行カードローンだけです。
むしろいざという時に300万円をリスクなく借りることができるように、今から借入したい銀行に口座を開設し、取引実績を作っておくことが大切です。
またどうしても急に300万円もの大金を借り入れするなら、少しでも取引実績のある金融機関にかけあってみましょう。実績ゼロで300万円はほとんど現実味はありません。