楽天銀行スーパーローンってどんなカードローン?貸付条件はどうなってるの?
楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行株式会社が提供しているカードローンです。銀行ならではの高めの限度額、比較的易しい審査条件が特徴です。
ただ「楽天銀行スーパーローンを使っていたら、突然出金停止になってしまった!」このような経験をしたことがある人は、実は少なくありません。楽天銀行スーパーローンは他のカードローンと比べると剰余資金が厳しく、突然出金停止になる可能性が高いので利用にあたっては最新の注意が必要になります。
楽天銀行カードローンの貸付条件は?
楽天条件の貸付条件は、以下のように定められています。
- 満20歳以上、62歳以下である※但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
- 日本国内に居住している(外国籍の場合は永住権もしくは特別永住権が必要)
- 毎月安定した定期収入がある
- 楽天銀行カード株式会社、もしくは三井住友カード株式会社の保証を受けられる※楽天銀行が認めた場合は不要です
年齢について
楽天銀行スーパーローンを借りられる年齢は、20歳~62歳となっています。他のカードローンは概ね20歳~65歳、もしくは20歳~70歳となっていることを考えると、やや上限は厳しめと言えます。上限が厳し目に設定されているのは、年金生活者のような収入が少ない人を入り口の段階で弾くためと考えられます。
居住地について
楽天銀行スーパーローンを利用するためには、日本国内に在住している必要があります。たとえ日本国籍を持っていても、住所が海外の場合は利用できません。
収入について
楽天銀行スーパーローンが利用できるのは「定期的な収入がある人」です。定期的な収入があれば、契約社員や派遣社員でも全く問題ありません。銀行にしては比較的柔軟な対応であると言えます。
楽天銀行スーパーローンの金利はどれくらい?
楽天銀行の金利は年1.9~14.5%です。具体的な金利は、利用限度額によって決まります。利用限度額が高くなるほど、金利は低くなります。最初のうちは利用限度額は低めに設定されますので、その分金利も高くなります。最初の借入時の金利は上限金利、もしくはそれに近い金利になると考えていただいてまず問題ありません。
楽天銀行の上限金利は14.5%です。他の銀行の上限金利が概ね15%程度、消費者金融の上限金利が18%程度であることを考えると、楽天銀行スーパーローンの金利はやや低めであると言えます。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
800万円 | 年1.9%~4.5% |
600万円以上800万円未満 | 年2.0%~7.8% |
500万円以上600万円未満 | 年2.5%~7.8% |
350万円以上500万円未満 | 年2.9%~8.9% |
300万円以上350万円未満 | 年2.9%~12.5% |
200万円以上300万円未満 | 年3.9%~14.5% |
100万円以上200万円未満 | 年6.6%~14.5% |
100万円未満 | 年14.5% |
保証について
楽天銀行スーパーローンを利用するためには、提供元の楽天銀行カード株式会社、もしくはその保証会社である三井住友カード株式会社の保証を受けなければなりません。楽天銀行スーパーローンは保証人無しで借りられるローンですが、その理由はこれらの会社が保証人の役目を果たしてくれるからです。これらの会社は利用者が払った金利を収入源とし、万が一利用者が返済できなくなった場合は代位弁済(建て替え)を行います。
楽天銀行スーパーローンの貸付条件を満たしているからと言って、必ず借りられるわけではない!対処法はあるの?
上記の通り、楽天銀行スーパーローンの貸付条件は比較的緩めですが、上記の条件をすべて満たしているからと言って必ず希望通りに借り入れができるわけではありません。申し込み学よりも利用限度額が下がることもありますし、もちろん審査自体に落ちることだって考えられます。楽天銀行スーパーローンの審査通過率は公表されていませんが、銀行のカードローンの審査通過率が概ね20~30%程度と言われています。このような環境下で少しでも審査通過率を上げるためには、どうすればいいのでしょうか。
楽天の関連サービスを利用する
楽天銀行スーパーローンの審査通過率を上げたい場合は、楽天のサービスを色々と利用するといいでしょう。楽天はネットショッピングモールの楽天市場を始め様々なサービスを提供していますが、これらを利用すると楽天銀行スーパーローンの審査にも通りやすくなると考えられます。楽天銀行からたまにそのような胸を知らせるダイレクトメールが届きます。
もちろん、楽天のサービスを利用しているからと言って必ず審査に通るわけはないですが、利用していたほうが審査通過率が高くなることは間違いないでしょう。
当サイトでは、楽天銀行で給与受け取りをすることをおすすめします。こうすることにより、楽天銀行側に給与を受け取っていること(定期的かつ安定した収入があること)を知らせられるからです。
また、楽天銀行を給与受取口座に設定すると、様々な特典が受け取れます。楽天銀行を給与受取口座に設定した後、ハッピープログラムという無料のプログラムにエントリーすると、以下のようなメリットを享受できます。
- 楽天ポイントが貯まる
- 他行への振込手数料が3回無料になる
- 自動引落(口座振替)があれば、提携ATM手数料も最大7回無料になる
ハッピープログラムへの申込みはWebから、10秒で行なえます。給与受取口座なんてどこでも同じ、と考えている方は、これを機会にそれを見直してみるといいかもしれません。
楽天銀行の口座開設:【活用術・節約術】給与受け取りで特典を貰う方法
逆に言えば、楽天関連のサービスを利用して、何らかの問題を起こした場合は審査通過率は下がってしまうことも考えられます。例えば楽天カードを滞納したりしたような場合は、審査に落ちる可能性が高くなると考えられます。楽天カード自体は優秀なカードではありますが、調子に乗りすぎて使いすぎてしまわないように注意しましょう。
他社からの借入件数を減らしておく
一般的に、カードローンの審査で特に重視されるのが他社からの借入件数です。借入件数が多ければ多いほど、審査では不利になります。一概に言えるわけではありませんが、借入件数が3件あると要注意、4件あると危険と言われています。逆に1件もない場合は、審査通過率は高くなると考えられます。
現時点で他社からの借り入れが3件以上ある場合は、その中でも借入件数が少ないものを繰り上げ返済して、借入件数を減らすことをおすすめします。借入件数が減れば、それだけ審査に通る可能性が高くなります。
なお、借入額についても当然少ないほうがいいですが、借入件数ほど気にする必要はありません。借入件数が少なくてなおかつ借入額が大きい場合は、よその銀行からの信頼があるということで、むしろ高く評価されることもあります。
勤続年数が短い場合は、暫く待つ
楽天銀行スーパーローンの審査では、勤続年数もチェックされます。勤続年数とは現在の職場に勤務している年数のことです。たとえ社会人生活30年目であっても、転職した直後だと勤続年数は1年未満となります。勤続年数が短いと、審査に落ちる可能性が高くなります。お金を貸す側としても、その職場に十分に定着していない人にはなかなか貸し出しづらいのです。
勤続年数が1年目未満であるという場合は、特に審査に落ちる可能性が高くなりますので、しばらく待ったほうがいいでしょう。
楽天銀行スーパーローンが突然出金停止になってしまった!理由は?
楽天銀行カードローンは上記の通り比較的審査がやさしいですが、一方でネット上の口コミを見回してみると「1円も借りる前に出金停止になってしまった!」「何もしていないのにお金が借りられない」という声も聞かれます。せっかく審査に合格したにもかかわらず、利用を開始する前に突然利用できなくなってしまう、という現象が各地で起こっているわけです。一体なぜでしょうか。
理由その1:新規で他社から借り入れをした
楽天銀行スーパーローンが突然出金禁止になる理由の中でも特にメジャーなのが、他社からの新規借り入れです。楽天銀行スーパーローンを契約した直後に、他社からのローン(カードローンに限らず、自動車ローンや住宅ローンも該当する)を借り入れると、それだけで突然利用が停止してしまうことがあるのです。
楽天銀行に限らず、カードローン会社というのはいわゆる「多重債務」というのを非常に嫌います。理由は簡単で、多重債務に陥った債務者の返済能力には期待できないからです。楽天銀行スーパーローンは途上与信(借り入れ後の与信チェック)も頻繁に行っていますし、少しでもリスクが有ると利用停止となってしまうことがままあります。多重債務にはくれぐれも注意しましょう。
理由2:クレジットカードを作った
クレジットカードはカードローンと違って借り入れではないのだから悪影響は出ないのでは?と思われるかもしれませんが、残念ながらそれは間違いです。クレジットカードを作ると、それだけで悪影響が出ることが珍しくないのです。クレジットカードを保有していると、ショッピング枠とキャッシング枠の合計まで借り入れをしているのと同じと判断されることがあるのです。特にいつでも借り入れができるキャッシング枠は、持っているだけで借り入れをしているのと同じと判断されることが多いです。
クレジットカードを新規で作りたい場合は、できればキャッシング枠はなしにするのがいいでしょう。ショッピング枠だけならば、そこまで大きなリスクにはなりません。
また、楽天銀行からの借り入れを考えている場合は、楽天カードを作るのもおすすめです。楽天カードの利用実績を積んでいけば、次回以降の審査でプラスに働くかもしれません。
理由3:住所や氏名などの登録情報の変更を報告しなかった
楽天銀行スーパーローンを利用しているときに住所や氏名が変更になった場合は、その時点ですぐに楽天銀行側に対して連絡を行う必要があります。
仮に報告をせずに放置していた場合、それが発覚すると楽天銀行側からの信頼を失うことになります。楽天銀行側が郵送物を送ったにもかかわらずそれが正常に届かなかったなどなってしまえば最悪です。情報の変更があった場合は、すぐに連絡しましょう。
理由4:携帯電話料金を滞納している
毎月支払っている携帯電話料金には、電話料金とは別に、携帯電話本体の費用が含まれていることがあります。これを滞納するということは、携帯電話本体の料金を滞納するということです。携帯電話料金の延滞は立派な借金の延滞ですので注意しましょう。
理由5:属性が悪化した
前述の通り、楽天銀行スーパーローンでは頻繁に途上与信が行われています。途上与信とは簡単に言えば借り入れ後の審査のようなものです。借り入れの時点では条件が良かった人も、借り入れ後にそれが悪化した場合は出金停止措置を取られることがあります。例えば転職や失職によって年収が以前よりも減ったり、扶養する家族が増えたりした場合は注意が必要です。
理由6:延滞した
楽天銀行スーパーローンの支払いを延滞してしまった場合、その期間によっては出金停止になることがあります。どれくらいの期間延滞すると出金停止になるのかは一概には言えませんが、楽天銀行スーパーローンは延滞にかなり厳しい姿勢をとっています。数日程度の延滞を1回だけ、ならば大丈夫なことも多いのですが、2回3回と繰り返すと出金停止措置が取られる可能性が高くなります。また、延滞期間が1週間以上と長期に綿経った場合は、初めての延滞でもアウトの可能性が高まります。
たとえその延滞が悪意のない、ついうっかりによるものだとしても、容赦なく出金停止措置が取られます。延滞を防ぐためには、返済日をしっかりと把握し、その日までに返済を行うことです。楽天銀行の返済日は1日、12日、20日、27日のいずれかとなっていますので、その日までにきちんと入金しましょう。
※27日は楽天銀行口座をお引き落とし口座にご指定いただく場合のみお選びいただけます。
なお、楽天銀行スーパーローンの返済方式は原則として残高スライドリボルビング返済Dとなっています。これは利用残高に応じて、毎月の返済額が変化する仕組みです。利用残高が少なくなると、その分毎月の返済額も少なくなります。
ご利用残高 | 毎月のローン返済額 |
---|---|
10万円以内 | 2,000円 |
10万円超30万円以内 | 5,000円 |
30万円超50万円以内 | 10,000円 |
50万円超100万円以内 | 15,000円 |
100万円超150万円以内 | 20,000円 |
150万円超200万円以内 | 30,000円 |
200万円超250万円以内 | 35,000円 |
250万円超350万円以内 | 40,000円 |
350万円超400万円以内 | 45,000円 |
400万円超500万円以内 | 50,000円 |
500万円超600万円以内 | 60,000円 |
100万円超700万円以内 | 80,000円 |
700万円超800万円以内 | 100,000円 |
楽天銀行スーパーローンが出金停止になってしまった場合の対処法は?
楽天銀行スーパーローンが出金停止になってしまったということは、楽天銀行側からの信頼が失われたということであると考えていただいてだいたい間違いありません。したがって、出金を復活させるためには、楽天銀行からの信頼を取り戻す必要があります。では、どのようなことをすれば信頼を取り戻せるのでしょうか。
新たな借入を控え、返済に集中する
楽天銀行からの信頼を取り戻すためには、これ以上新たな借入を行うべきではありません。すでに借りてしまったものは仕方ないですが、これから新しく借りるのは慎むべきです。また、すでに借り入れたぶんは、延滞することなくしっかりと支払うことが大切です。他社からの借り入れがある場合は、そちらも延滞してはいけません。
延滞しそうな場合は事前に連絡しておく
同じ延滞であっても、事前に連絡をするのとしないのでは、楽天銀行側に与える印象が大きく異なります。延滞しそうなときは予め楽天銀行側に連絡しておき、どうすればいいか指示を仰いでおくことをおすすめします。それだけ印象が良くなりますし、場合によっては「利息だけ払えばOK」などの譲歩を引き出せることになるかもしれないからです。
楽天銀行スーパーローンに関する問い合わせは楽天銀行カードセンターへ:0120-730-115
楽天銀行スーパーローンの出金停止が解除されないときはどうすればいい?
楽天銀行スーパーローンでは一度出金停止になると、それを解除するのに時間がかかることが多いです。具体的にどれくらいかかるとは明言できませんが、状況によっては3ヶ月以上かかることも珍しくありません。どうしても出金停止が解除できないときは、思い切って他者のカードローンに乗り換えるのもいいかもしれません。楽天銀行からの信頼が落ちていても、他社には関係ないことなので、審査については心配ないでしょう。
楽天銀行スーパーローンの貸付条件と出金停止まとめ
最後に、今回の記事をおさらいしましょう。
- 楽天銀行スーパーローンは限度額が高く、使いやすいカードローン
- 20歳~62歳が融資の対象
- 楽天のサービスを利用すると、借り入れの確率をあげられる
- 借り入れ後も途上与信によって出金停止となることがある
- 新たなクレジットカードやカードローンの契約は出金停止の原因となる
- 延滞はもちろん厳禁
- 出金停止になってしまった場合は、無理に解除を目指さず他のカードローンを使うという手もある
楽天銀行スーパーローンは使いやすいカードローンですが、一方で出金停止の措置が下ることも少なくありません。スーパーローン返済中は返済に集中し、新たな借入は避けるといいでしょう。