リザーブドプランの金利が気になる!年3.9%~14.9%は魅力的なの?
どうしてもお金が必要になったとき、利用者側の本音としては、「借りられればどこでもいい」とか、「いちいち金利なんか気にしてられないよ」という意見の方が大半かもしれません。どんなに低金利であっても、借りられなければ意味がないわけですから、「とりあえず借りられれば金利は気にしない」という方が大勢を占めていることでしょう。
しかし、お金を借りる時はそれだけで頭が一杯になっているため、金利にまで気が回らないかもしれませんが、後になって冷静に考えてみると、「金利って無駄だよなぁ……」と思うこともしばしばではないでしょうか?
貸金業者は高金利!銀行は低金利!ではリザーブドプランは?
一般的に、カードローンは貸金業者が高金利で、銀行系カードローンは低金利だと言われています。この基準は、少額融資で適用される最高金利が対象となっています。貸金業者の代表例でいえば消費者金融となりますが、大手消費者金融の金利は概ね18.0%前後に設定されており、銀行系の場合は14%~15%程度が平均的な金利となります。
数字だけ見れば、「たかが4%くらいしか違わないじゃん!」と思ってしまうかもしれませんが、4%ということは、50万円借りた場合の金利負担が2万円/年になる計算ですから、決して小さな差ではありません。
ちなみにスルガ銀行カードローン、リザーブドプランでは最高金利が年14.9%となっていますので、銀行系カードローンの標準的な金利水準の範囲内と言えるでしょう。
最低金利と最高金利の違いを理解しておきましょう!
リザーブドプランでは、金利が年3.9%~14.9%っとなっています。カードローンをチェックするとき、リザーブドプランに限らず全てのカードローンでは、「最低金利~最高金利」という表示方法をとっていますよね? こうした表示方法だと、どうしても数字の低い最低金利の方へ目が向いてしまいがちです。カードローンによっては最低金利が1%台のものもありますし、2%台のものもあたっりします。
しかし、最低金利が適用されるケースというのは非常にレアなケースで、そのカードローンの最高限度額まで利用可能枠が設定されている場合にのみ適用される金利なのです。リザーブドプランでは最高800万円ですから、800万円の利用可能枠があって初めて年3.9%という金利が適用されるわけです。
大抵の方は、最初に与えられる利用可能枠は少額融資の範囲となり、100万円未満というのが普通ですから、注目しなければならないのは最高金利の方だということになります。
借りやすさや利便性重視なら敢えて金利比較をしないという選択肢もあり!
カードローンの魅力は様々です。低金利の方がいいに決まっているという声もありますが、先に述べたように、そもそも借りられなければ低金利であっても意味がありません。事実、リザーブドプランよりも低金利な銀行系カードローンもたくさんあります。リザーブドプランが高金利ではないとしても、金利で選ぶにはややメリットが薄いという部分も否めません。
他の銀行カードローンと差別化するサービスや借りやすさがあります
しかし、その一方で、リザーブドプランにはVISA機能を付帯できたり、ガン保証付生命保険に加入できたり、Tポイント付もあったりなど、他を圧倒する利便性もあります。
また、専業主婦でも申し込めるなど、申し込み対象が広いのも魅力です。無理に低金利に固執しなくても、選ぶべき基準が豊富に用意されているのもリザーブドプランの特徴ですから、敢えて金利ではなく利便性という部分で選ぶのも十分にアリなのです。
実際にリザーブドプランの金利を比較してみると・・・
金利で選ばない選択肢もアリだと言われても、それでも少しは金利も気になってしまうという方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、参考までに主な銀行系カードローンとリザーブドプランの金利を比較してみました。
カードローン | 適用金利 |
---|---|
スルガ銀行カードローン・リザーブドプラン | 3.9%~14.9% |
三井住友銀行カードローン | 年4.0%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 年1.7%~17.8% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% |
イオン銀行カードローンBIG | 年3.8%~13.8% |
ソニー銀行カードローン | 年2.5%~13.8% |
北海道銀行カードローン・ラピッド | 年2.0%~14.95% |
常陽銀行カードローン・キャッシュピット | 年2.5%~14.8% |
同じ最高800万円の主な銀行系カードローンと比較してみました。参考までに、上の表の最後の2つに、リザーブドプランと同じ全国対応の地方銀行カードローンを挙げてみました。こうしてみますと、リザーブドプランよりも高い金利の銀行系カードローンもありますし、低金利のものもあることが分かります。
最低金利に関しては、先の通り800万円の利用枠を与えられた場合の適用金利なので、あまり深く気にしなくても大丈夫でしょう。最高金利だけでみれば、高金利というほどでもないですし、標準的な金利となります。これと、利便性の高さとを加えれば、非常に魅力的なカードローンになるとハッキリ言えますね。
リザーブドプランはいくら借りたらどのくらいの金利が適用されるの?
ここまで見てきた金利は、あくまでも800万円の利用枠で適用される最低金利と、少額融資で適用される最高金利となっています。カードローンでは、基本的に最低金利~最高金利の範囲内で、借りた金額によって金利が異なっているのが普通です。
例えば、100万円未満まで最高金利で、100万円以上になると最高金利よりも低めの金利が適用されます。概ね融資限度枠が100万円ほど増えるごとに、徐々に最低金利へ近づいていくというのが特徴となります。では、リザーブドプランの場合はどのような金利設定になっているのでしょうか?
リザーブドプランは明確な提示がない!原則銀行側で金利が決められる!?
通常、各銀行カードローンでは、融資枠に対する適用金利について掲示しているケースが多いのですが、リザーブドプランにはそうした掲示がありません。あくまでも、年3.9%~14.9%の間でスルガ銀行側が決定するという旨が記述されているだけです。
融資限度枠が上がっていけば適用金利も下がっていくというのが原則的な流れとなりますので、それに照らし合わせれば当然ながらリザーブドプランの金利も下がることは間違いありません。しかし、実際には、どのくらいの融資枠でどれだけの適用金利となるのかは不透明なのが現状です。
他行との比較ができないのが残念!おススメ度も判定できず!
最低金利と最高金利しか分からない以上、100万円~700万円の範囲内で適用される金利を他行と比較するこができないというのはややデメリットです。そのため、どれだけおススメできるカードローンなのかということも明確にはできないのが非常に残念ですね。
利用限度額200万円なら年7.0%? リザーブドプランの金利を予想
細かい金利の内訳がハッキリと分からないリザーブドプランですが、リザーブドプランには、エポスカードが保証会社となっている「リザーブドプランカード(エポスカード保証)」というタイプがあります。このタイプは最高200万円までのカードローンで、金利は年7.0%~14.9%となっています。
本家リザーブドプランとエポスカード保証とでは保証会社が異なるために、一概には比較できませんが、最高金利が同じということは、ほぼ両者の金利設定は似通っていると考えられます。
エポスカード保証のリザーブドプランから推測してみた!
エポスカード保証のリザーブドプランでは200万円の融資枠に対して年7.0%が適用されることになりますから、本家リザーブドプランも、200万円で年7.0%という金利が適用されるのでは? という推測も成り立つでしょう。
しかし、推測できるのはここまで。その推測とて正しいのかどうかすらも明確ではありません。正解を知るには、実際に申し込んでみないと誰にも分からないということになります。
リザーブドプランには無利息期間はあるの?無利息で利用できる方法を知りたい
カードローンでは、例えば消費者金融や新生銀行カードローン・レイクのように、「30日間無利息」といったようなシステムがお馴染みとなっていますが、現状、他のカードローンで無利息期間を設けているところはまずありません。
少なくとも、大手や全国対応の銀行系カードローンでは無利息期間は利用できません。もちろん、リザーブドプランも、そうしたシステムはないということになります。
銀行系カードローンの場合、銀行によっては「○日分の利息をキャッシュバック」とか、「○円分のQUOカードプレゼント」というキャンペーンを行うこともありますが、今のところ、リザーブドプランではそうしたキャンペーン的なものもしていません。何かしらのキャンペーンでもあれば、実質的な金利負担経変が可能ですが、リザーブドプランではそうしたものも活用することができないのです。
単純に金利負担を減らすなら随時返済が基本!
無利息期間はおろか、利息キャッシュバックなどの特典はないにしても、単純に金利負担を減らす方法ならあります。それが随時返済です。元本のみを減らせる随時返済であれば、長い目で見た場合の金利負担を減らすことができます。
仮に50万円借りていたとして、毎月5,000円ずつ随時返済を加えていけば、1年で60,000円の元本を減らすことができ、その分の金利をカットすることが可能になります。効率的に随時返済をすることは、無利息期間などよりはるかに高い金利負担軽減効果を得られるのです。