Fマネーカードとファミリーマートってどんな関係？
Fマネーカードを発行しているのはポケットカード株式会社（以下ポケットカード）である。
プロパーカードのP-oneカードの発行を始め、ポケットカードはファミマTカードなどのクレジットカードを発行していることでも知られる東証一部上場のクレジットカード会社。その中でもFマネーカードは最近登場したローン専用カードとなっている。
ファミリーマートはポケットカードの関係会社のひとつ
ポケットカードは、業務を効率的に進めるため、いくつかの企業とも関係性を持っている。
主な関係会社は、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、伊藤忠商事、そしてファミリーマートとなっている。ポケットカードの場合、これら関係会社との協力で、各種サポート体制が整っている。
ポケットカードは関係会社との協力で成り立つ
これら関係会社は、言い換えればポケットカードの株主ということになり、ポケットカードという組織の議決権の一部を有している。
【三井住友銀行】は財務面をサポート
三井住友銀行は、ポケットカードの資金調達手段や調達コスト等の低減など、主に財務面をサポートしている。
【伊藤忠商事】は多様なネットワークが魅力
伊藤忠商事は総合商社としても知られているが、そうした多様なネットワークを活かし、事業展開や提携カード発行等のサポートを行っている。
【ファミリーマート】はマーケティングのサポート
ファミリーマートは、その豊富な店舗網を活用したマーケティングのノウハウを活かしてポケットカードをサポートしている。そのため、ファミリーマート各店舗ではFマネーカードの申込書が設置されている。
ポケットカードの会員数は500万人規模です
ポケットカードは、P-oneカードや提携カードを合わせると、500万人規模の会員数を誇る。
「ファミマTカードは知っているけれどポケットカードという社名は知らなかった」という方は、この機会にぜひ覚えておいて欲しい。
今後カードローンを選ぶ選択肢のひとつとして楽しみな一枚
Fマネーカードは、登場してまだ間もないカードローンでもあるため、知名度自体もそれほど高くはない。
また、即日融資にも未対応であるし、提携ATMでも手数料が必要となるなど、他社カードローンと比べるとデメリットの方が目立っている印象もある。
しかし、今後会員数が増えれば、様々なデメリットも解消していくことがあるだろうし、カードローンを選ぶ上での選択肢としては将来が楽しみな一枚であるとも言える。
期待したいのは「信販系らしいカードローン」への進化
カードローンでは、例えば消費者金融であればスピード融資が売りであるし、銀行カードローンであれば手元のキャッシュカードにカードローン機能を搭載できるなど、各社それぞれに「らしさ」を兼ね備えている。
Fマネーカードなど信販系カードローンの場合、カード会社らしく付帯サービスやポイントサービスを付けて展開しているカードローンも存在する。
そうした意味では、Fマネーカードもカード会社らしさを兼ね備えたカードローンとして進化して欲しいという気持ちもある。例えば利用に応じてTポイントが貯まるなどといった付帯サービスもまた付加価値としては十分に魅力的だと言える。
スポーツ界で言えば、期待の新人のような存在
Fマネーカードはまだスタートしたばかりのカードローンのため、言い換えれば「粗削りな部分」というものも否めない。しかし、今後の展開次第ではさらに使い勝手の高いカードローンとして””化ける””可能性も十分に秘めている。それだけの潜在力を秘めたカードローンだと言えるし、今後に期待すべきカードローンとして、ぜひ注目して欲しい。
