お金を借りる……それにはいろいろな理由がある
「お金が足りない……」そんな時は誰でもあるものです。そして、たとえお金がなくても、どこかから借りてどうにかしなければいけないことも。もし、家族や友人にお金を借りるなら、きちんとした理由を説明し、なおかつ相手に納得してもらわなければいけないでしょう。
もしかしたら、相手にはいえないようなピンチに陥っていてお金が必要な場合もあるかもしれません。そんな時には、わかりやすい口実でしのぐのもひとつの方法です。しかし、嘘はいけません。場合によっては詐欺罪となるケースもあります。そもそも、そこまでして「人から借りる」のがベストな方法なのでしょうか?
学生はイベントなどで意外にお金がかかる
学生というのは意外なほどお金がかかります。サークルの付き合いなどもありますし、就職活動などで出費がかさむこともあるでしょう。親からの仕送りがあるにしてもそれだけでは足りないという学生も少なくないはずです。
バイトをする学生もかなりいるはずですし、時としてバイト代では足りないということもあるかもしれません。
卒業旅行と自動車免許などが借りる理由
極めつけは卒業旅行などでしょう。
卒業旅行や自動車免許の合宿などで一時的にお金を借りる、というのが学生キャッシングの主なユーザーです。
毎月いっぱいいっぱいの生活なのに、卒業旅行代などとても賄えないということもあるかもしれません。
そんなときに活用できるのが学生専用のカードローンなのです。
目的がはっきりしていれば借りやすい
学生専用のカードローンとは言っても、金融商品ですから審査はもちろんあります。
対象年齢は金融会社によって設定は異なりますが、一部で18歳以上で申し込めるところもあれば20歳以上でなければ申し込めないところもあります。
ただし利用目的が卒業旅行や自動車の合宿免許とはっきりしていれば、専用商品を用意しているところもあるので、安心してください。
学生対象とはいえ、高校生の申し込みは不可なので注意しましょう。
借入額は利用目的次第
学生キャッシングの場合、それほど高額の融資は期待できません。
一般的には利用限度額が50万円以内、20万円~30万円ということが多いようです。
しかし目的が運転免許証の取得や、卒業旅行のパッケージツアーや航空券の購入などハッキリしている場合は、借りやすいと評判。
審査に落ちる可能性が少なくなるだけでなく、希望限度額いっぱいまで借りられることが多いようです。
これも野放図に利用されるのではなく、明確な利用用途があるからこそ。
信頼性がキャッシングやカードローンでは最も大切だという証拠です。
社会人がお金を借りる時の口実としてよくあるもの
社会人はどのような理由でお金を借りることが必要になるのでしょうか。よくある理由についてまとめました。
生活費のためにお金を借りる
「水道代を支払わないと水を止めるといわれた」「電気代を延滞して電気を止められてしまった」など、足りない生活費を補うためといわれたら、どうにか助けたいと思う人も多いのではないでしょうか。実際、生活費不足を補うためにお金を借りる人もいるので、おかしい理由ではないはずです。
とくに、お金がなくて困った生活を一度でも体験した人ならば親身になってくれるでしょう。だからこそ、本当に生活費に困っているならば問題ありませんが、嘘の言い訳には使いたくないところです。
冠婚葬祭のためにお金を借りる
結婚式のご祝儀、お葬式の香典は3万円~10万円程度はかかるものです。それが急に必要になったからお金を貸して欲しい……と、頼まれたとしても、相手も納得できるところでしょう。
しかし、もしも嘘の口実に使うならば、誰かの人生の一大事にかかわることだけにあまりに悪質です。嘘が発覚すれば人間性を疑われても仕方ありません。
買いたいもの・やりたいことのためにお金を借りる
「買いたいものがある」「旅行に行きたい」「勉強したいことがある」といった理由でお金が必要になることもあるでしょう。しかし、いずれも自分の都合です。「どうしてそんなことのためにお金を貸さなくてはいけないのか?」と、快く思わない人がいてもおかしくありません。
こういった理由でお金を借りるならば、お願いするのは家族にお願いするしかない……という人も多いでしょう。しかし、いくら家族でも、困っているわけではなく贅沢をしたい相手にはなかなかお金を貸してくれないものです。
お金を借りる理由を話したくない時にどうする?
やはり、友人や家族からお金を借りるならば、何らかの理由を説明しなければいけません。しかし、時には友人や家族だからこそ、教えたくない理由でお金が必要なこともあるものです。だからといって嘘の口実で逃れるというのも、おすすめできません。そんな時にはいったいどうすれば良いのでしょうか。
フリーローンならば理由を堂々と書ける
フリーローンとは、目的を問わない個人向け融資商品で、おもに銀行が提供しています。申込書には使用目的を書く欄もありますが、そこに「パソコン購入」などと書いてもまったく問題ありません。友人や家族にお金を借りる時のように気兼ねをする必要もないのです。ただし「会社の資金繰りが悪化したので」等、事業資金として使うことはできません。
低金利が魅力のフリーローンですが、一度借りたら後は返済するのみです。たとえば「毎月、月末に少しだけ足りなくなる生活費を補いたい」というような場合には適した方法ではない点にも注意してください。
カードローンならば申告した理由以外でも利用可能
カードローンもフリーローン同様に目的を問わない個人向け融資商品です。おもに銀行、消費者金融などが提供しています。フリーローンと異なるのは、カードが発行されて利用限度額の範囲内であれば何度でもATMから気軽に借り入れができるという点です。
カードローンの申込書にも使用目的を書く欄がありますが「旅行費用」などと書いても審査落ちする心配はありません。また、何度でも借り入れができるカードローンだからこそ、旅行、買い物、生活費……と、そのたびごとに違う理由でお金を借りることもできるというわけです。
さすがに審査落ちする可能性がある理由
フリーローンもカードローンもどんな理由でも利用できるとはいえ「さすがにその口実でお金を借りることはできない」というケースもあります。たとえば、ギャンブルやパチンコはその筆頭といえるでしょう。事業資金にするのも不可です。
また「他の会社から借りている借金を返すため」という理由も、審査落ちの可能性が少なくありません。複数の借り入れを一本化したいならばおまとめローンという専用の商品を利用してみてはいかがでしょうか。
カードローンでお金を借りるメリット・デメリット
友人や家族に気兼ねをしながらお金を借りるぐらいならば、フリーローンやカードローンを使うのもひとつの方法です。とくに、繰り返しピンチを救ってくれるのがカードローン。そのメリット、デメリットなどについてまとめました。
カードローンでお金を借りるのに必要な書類
カードローンでお金を借りるには、まず申し込みをします。WEB、郵送、店頭窓口、無人契約機などの方法がありますが、いずれの場合も運転免許証、健康保険証、パスポートなどの本人確認書類のコピーは必須です。
また、利用限度額を50万円以上に設定したい場合、源泉徴収票、給与明細書などのコピーも必要になることもあります。大きな金額を借り入れたい場合には、前もって準備しておくようにしましょう。
カードローンでお金を借りるメリット
カードローンの中でも消費者金融系のカードローンは申し込みから融資まで1時間で完了する場合もあります。「とにかく急いでお金を借りる方法を探している!」という人には大きなメリットがあるといえるでしょう。
また、一度カードを作ってしまえば、コンビニATMからいつでも気軽にお金を引き出すことができます。もちろん、ATMからお金を返すことも可能です。毎月の引き落とし日を待つことなくどんどん繰り上げ返済していけば、利息をより少なくできるでしょう。
カードローンでお金を借りるデメリット
コンビニATMからお金の出し入れができるカードローンはとても便利です。しかし、だからこそまるで銀行口座からお金を引き出しているような錯覚をしがちで、いつの間にか利用限度額いっぱいまで使っていたということも……。くれぐれも計画的に利用するようにしましょう。
また、カードローンは金利が高めです。とくに消費者金融系カードローンは20%近い場合もあります。長期的に大きなお金を借りていると「いつまでも利息分さえ払い終わらない」という状況にもなりかねません。「少し借りてすぐに返す」という健全なサイクルで利用することをおすすめします。
クレジットカードキャッシングには注意が必要!
学生がお金を借りる手段として、クレジットカードのキャッシング枠を利用する方法があります。特に学生ローンや消費者金融のキャッシングが利用できない20歳以下の学生が飛びつくケースが多々見られています。
しかしクレジットカードのキャッシングは、未成年の学生でも借りられる反面、金利が高く、借金が膨らみやすいことが問題となっています。
安易なクレジットカードのキャッシングはおすすめできない
クレジットカードキャッシングは、次月一括返済となっていればいいのですが、契約の隙を突く業者もいます。たとえば海外キャッシングでお金を借りたところ、返済方法が本人の自覚無く1万円ずつのリボ払いに設定されており、年利20%近くをずっと支払わされているケースなどです。
利用目的がはっきりしてるなら学生でもカードローンがおすすめ
本気でお金を借りるなら、安易なクレジットカードキャッシングよりも、説明がきっちりしているカードローンの方がおすすめです。金利も実はクレジットカードキャッシングよりもカードローンの方がお得なのです。
高額な金利のリボルビング払いで借金を膨らます学生さんは多いです。リボ払いで膨らんだ借金を抱えて困る前に、きちっと調べて、目的に沿ったカードローンを選びましょう。
お金を借りるならこのカードローン!
カードローンと一口にいってもさまざまな商品があります。それぞれの特徴をよく比較して、自分にピッタリのものを選択するようにしましょう。
アコムのカードローンでお金を借りる
利用者数の多さからもわかる信頼性、最短で即日融資も可能なのがアコムのカードローンの魅力です。初回に限り30日間金利無料、ネットからなら24時間申し込み可能というのも見逃せません。
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1万円~800万円 |
即日融資 | 可能 |
返済システム | 定率リボルビング方式 |
三井住友銀行カードローン
全国の三井住友銀行ATMで借り入れができるのは、銀行系カードローンならでは。銀行系カードローンの中では年収・雇用形態などに関する審査がゆるい方で、満20歳以上満69歳以下で安定した収入さえあれば、アルバイト・パート・派遣でも利用できます。金利が低めなので「たくさん借りて、ゆっくり返したい」という人におすすめです。
実質年率 | 4.0%~14.5% |
---|---|
限度額 | 10万円~800万円 |
即日融資 | 不可 |
返済システム | 残高スライド元利定額返済方式 |
プロミスのカードローン
テレビCMなどでもおなじみのプロミス。初回に限り30日間金利無料、ネットからなら24時間申し込みOK・最短3分で融資も可能と、プロミスのカードローンは急いでお金が必要になった人から「助かった!」と好評です。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
実質年率 | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 最大500万円 |
即日融資 | 可能 |
返済システム | 残高スライド元利定額返済方式 |
お金を借りる理由が何であれおすすめはカードローン
最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。
- 家族や友人からお金を借りるならば、相手が納得するような理由が必要。「いえない理由」の時は嘘をつかなくてはいけないことも。しかし、それは詐欺罪のリスクあり。
- たとえ「どんな理由」でもお金を借りることができるフリーローンやカードローンなら気兼ねなく利用できる。
- ただし、フリーローン、カードローンともにギャンブル、パチンコ、事業資金という理由ではお金を借りることはできない。
- フリーローンとカードローンならば、何度も気軽に融資を受けられるカードローンがおすすめ。
- カードローンにはさまざまな商品があるので、よくスペックを検討して選択したい。
「少額を借りてすぐ返す」なら消費者金融系カードローン、「たくさん借りてゆっくり返す」場合は銀行系カードローンがおすすめです。どちらも、ありのままの理由を申込書に記載したとしても、パチンコ・ギャンブル・事業資金をのぞいて審査を通過しにくくなるということはありません。借金の口実に頭を悩ませるぐらいならば、堂々とカードローンを利用してみてはいかがでしょうか。