学生ローンの審査に通るための3つのポイント
学生ローンは審査に通りやすいと言われていますが、必ずしも全員が審査に通るとは限りません。ここでは、学生ローンの審査に通るための3つのポイントと在籍確認のクリアの仕方を紹介します。
返済能力があるかどうか?
1つめは、返済能力があることです。学生であってもローンを組むためには、返済能力がなくてはなりません。学生ローンも一般ローン同様、保証人などが必要ないため、自分の借金の返済には、自分が責任を持つ必要があります。当然アルバイトなどをしており一定の収入があることが条件となります。
ただし、学生ローンは融資される金額も少ないですので、そこまで高い返済能力を求められているわけではありません。勤務先の在籍確認についても、間違い電話で勤務先に繋がるかどうか試す程度など、審査基準が全体的に緩い傾向があります。
きちんと働いていれば学生の審査通過の条件は厳しく無い
アルバイトをしており、貸付金額が少額である場合、ほとんどの方が審査に通ると言われています。とはいえ、学生によってはアルバイトを辞めてしまってお金がない!という方もいるでしょう。その場合は、アルバイトに従事していなくても融資を受けられる学生ローンを探しましょう。ただし、融資額は通常よりも低くなります。
同じ場所で長期間、働いているか?
2つめは、勤続年数についてです。アルバイトをしていても、勤続年数が低いと審査に通る可能性が低くなります。学生ローンの審査に通過するためには「安定した収入」があることが条件となりますが、1ヶ月や2ヶ月バイトをしただけでは、安定した収入があるとは見なされません。
勤続年数の目安は1年。少なくとも半年は欲しい
勤続年数が少ないと、それだけ辞める可能性がありますので、少なくとも6ヶ月以上アルバイトをしていることが信用されるポイントとなります。アルバイトを初めたら、簡単に辞めないようにしましょう。
職業の種類や保護者の属性はどうか?
3つめは、仕事の種類です。アルバイトにもさまざまな種類がありますが、職種によって離職率が高いというデータがあります。勤続年数が低いことに加えて離職率の高い仕事に就いていると、返済がスムーズにいかなくなるのではないかと思われる可能性があります。
学生は職種よりも勤続年数や限度額の方が問われる
ただし、学生の場合は勤務先が変わりやすいですし、それほど重視しない貸金業者も多いです。たとえ離職率の高い職種でも、勤続年数が長いと信用されやすくなりますし、10万円以下の融資であれば職種に問題なく融資を受けられるケースがほとんどです。
保護者の職種や属性が影響を与えることもある
また、保護者の職種が審査に影響を与えることがあります。というのも、学生が返済に困った時は、保護者を当てする可能性が高いですが、その時に親の仕事が会社員など安定した収入がある職種ですと、債権回収のリスクが低いとして、審査に好影響を及ぼす可能性があります。
学生ローンの審査は、あくまでも総合的な判断になるため、自分の属性に不安があるという方は、必要最低限の金額を希望した方がよいでしょう。
キャッシングに申し込む時は、在籍確認が行われます。
続いて審査の際の最難関と言われる「在籍確認」についてです。審査通過の際には学生であっても「在籍確認」が行われることがほとんどです。
「在籍確認」とは、申込用紙に記載した勤務先に実際に申し込み者本人が勤務しているかどうか業者が確認することです。申込用紙に書かれた内容は自己申告になるため、実際に勤務しているかどうか業者としては確認する必要があるのです。
職場への在籍確認の方法は電話による連絡が基本
一般的な在籍確認は、勤務先に電話をかけて「○○さんいらっしゃいますか」と確認する方法をとります。その際にはプライバシーの関係上、キャッシング会社の名前などは名乗らないことが多いです。
50万円以上の融資になると、在籍確認だけじゃなく収入証明書の提出を求められますが、基本的に50万円以下の融資となる学生キャッシングには、収入証明書はあまり関係ありません。
学生の申し込みは在籍確認が無い場合も多い
ただし、学生がキャッシングする場合は、在籍確認が行われないことも多いです。というのも、学生キャッシングでは融資する金額が低く、ほとんどの場合10万円未満だからです。学生の場合、ほとんどがアルバイトですので、バイト先をコロコロ変える方も多く、在籍確認をしてもあまり意味がないという理由もあります。
ローン会社によっては学生でも在籍確認を行うこともあります
学生の場合、融資額は多くても50万円までであり、学生証などで身元や所在がはっきりしている場合は、あまり厳しいチェックを行わないところが多いようです。
ただし、申込用紙に記入された勤務先が実際に存在するかどうか、電話番号を正しく記入しているかどうか、という点を確認するために電話をかけ、間違え電話を装ってチェックするケースもあるようです。
学生の場合、在籍確認はそれほど心配はありません
職場に電話をかけられると聞くと、職場の人にキャッシングを利用していることがばれるのではないか、と戦々恐々としてしまう方も多いと思いますが、一般的な学生のキャッシングでは在籍確認はほとんどないこと、在籍確認があっても会社の名前は出さないことを知れば、あまり恐れることはありません。
在籍確認はシンプルで簡単です。対応も考慮してくれます
勤務先によっては、「お客さんから個人で電話が入ることがないので、怪しいと思われる」という方もいると思いますが、事前にキャッシング会社に相談しておくと、家族の名前など、こちらが指定する名前で電話をかけてくれるなど、最大限の配慮をしてくれます。
また、本人が電話に出なくても「只今席を外しております」などの反応が返ってくれば、在籍しているということですのでOKです。どうしても電話確認がイヤという場合は、源泉徴収票など会社名の入った書類を提出することで、電話確認の代わりにできる場合もあります。
銀行カードローンの場合は在籍確認も厳格に行われることが多い
キャッシング会社によっては、会社名の入った制服のネームプレートを写真で送るとOKなど、利用者の都合に応じて在籍確認できる方法を取っています。在籍確認は、あくまで在籍しているかどうか確認するために過ぎないので、それほど形式にこだわることはありません。
ただし、銀行系キャッシングでは、電話による在籍確認が一番信用できるということで、それ以外の方法を認めていない場合もあります。学生のキャッシングであっても、在籍確認がある場合もありますので、不安な方は申し込み前に問い合わせて確認しましょう。本人の同意なしに在籍確認が行われることはありません。