未成年でもお金を借りることができる方法を見つけたい!
「お金を借りることができたら……」と、思う気持ちに年齢は関係ありません。たとえ未成年でもそんな瞬間はあるものです。むしろ、未成年ほど金欠ピンチにしばしば陥るといっても過言ではありません。
一方、未成年と一口にいってもさまざま。高校生もいればガッツリとアルバイトで稼いでいる大学生もいるでしょう。いったい、未成年はお金を借りることができるのでしょうか?もしも可能ならば、どんな方法があるのか徹底調査しました。
未成年でもカードローンでお金を借りることができる?
「お金を借りる」といってまず思い浮かぶのは消費者金融や銀行のカードローンという人も多いのではないでしょうか。しかし、消費者金融や銀行のカードローンの年齢条件を見てみると……。
カードローンでお金を借りることができるのは20歳以上
消費者金融や銀行が提供しているカードローンの年齢条件を調べてみると「20歳以上69歳以下」でなければ申し込めないものが多いことがわかります。高校を卒業してすぐに就職いていたといても、18歳や19歳ではカードローンを利用できないのです。
銀行、大手消費者金融よりも審査がゆるいといわれる中小消費者金融でも、この点だけは変わりません。なぜならば、未成年が契約行為に及ぶ際には、法定代理人である親の同意が必要となるからです。したがって、カードローンも未成年が契約することはできません。
未成年が例外的に審査を通過できることも
民法では18歳や19歳でも既婚者または法人経営者ならば、未成年ではなく成人と見なすという規定があります。この解釈が適用されてカードローンOKとなる場合もありますが、ごく一部の金融機関だけです。
未成年OKのカードローンは闇金融の可能性あり
「年齢制限なし」をセールスポイントにしているカードローンがあったとしても、すぐに飛びつくことはおすすめできません。なぜならば、それは違法な闇金融の可能性が高いからです。闇金融とは、若すぎるなど、何らの理由で金融機関から借り入れできない人をねらって高金利で融資する悪徳業者です。
もし、闇金融からお金を借りてしまったとしても、じつは返済義務はありません。利息はもちろんのこと元金も返さなくて構わないのです。万が一の場合はまず両親に正直に話して、必ず弁護士や警察に相談するようにしてください。
学生ローンならば未成年でもお金を借りることができる?
一般的なカードローンは残念ながら未成年は利用できません。しかし、もし学生ならば、未成年でも学生ローンでお金を借りるという方法があるのはご存じでしたか?
学生ならば未成年でも学生ローンを利用できる
学生ローンとは学生を対象としたローンのことです。ただし、いくら学生OKとはいえ、高校生は対象外となり、大学生や専門学校生のみが利用できるようになっています。
そうとはいっても、やはり学生ローンも基本的には20歳以上が対象です。未成年可となっているのは次の4社になります。
学生ローン | 融資限度額 | 金利 | 返済期間 | 必要書類 | 親の同意 |
---|---|---|---|---|---|
アイシーローン | 1万円~50万円 | 10.0%~20.0% | 5年以内 | 学生証と保険証必須、給与証明書もあればなお良い | 不要 |
カレッヂ | 1万円~50万円(未成年は10万円) | 17.0% | 5年 | 学生証と健康保険証または運転免許証 | 不要 |
アミーゴ | 1万円~50万円 | 14.0%~16.8% | 5年 | 学生証、運転免許証、健康保険証 | 不要 |
フレンド田(DEN) | 1万円~50万円 | 15.0%~17.0% | 5年 | 学生証と健康保険証、持っていれば運転免許証 | 未成年は必要 |
学生ローンはデメリットも大きい
以上のように、未成年でもお金を借りることができる学生ローンは、ほとんど親の同意書も必要なく「気軽に利用できそう!」と、思った人もいるかもしれません。しかし、アルバイトなどで定期収入があることが条件だったり、職場に電話で在籍確認があったりと、じつはいくつかハードルもあります。
しかも、どの学生ローンも金利は高めです。返済期間が5年となっていることからもわかるように、大学を卒業してからも返済に追われる人も少なくありません。できれば、学生ローン以外で未成年でもお金を借りることができる方法を探したいところです。
未成年がお金を借りるならクレジットカードを利用する
「未成年だけどお金を借りたい」そう思ったら、まずはクレジットカードを作ることをおすすめします。未成年にも発行してもらえるクレジットカードはいくつかあります。クレジットカードさえあれば……。
未成年でもクレジットカードでキャッシングできる!
多くのクレジットカードはショッピング枠だけではなくキャッシング枠を設定することができます。キャッシングとはクレジットカードに付帯するお金を借りられる機能のことです。ATMなどからまるでキャッシュカードのように現金を引き出せるのでとても便利ですが「お金を借りているのだ」と自覚して、くれぐれも使いすぎないようにしましょう。
ただし、未成年でも作ることができて、なおかつキャッシング枠を設定できるクレジットカードは限られていて、たとえば次のようなものがあります。
- エポスカード
- セゾンカード
- 三井住友VIAデビュープラスカード
- 楽天カード
未成年がクレジットカードを作る際の注意点
「未成年OK」とうたっているクレジットカードでも、やはり未成年は審査を通過しにくいものです。まず、親の許可を取ることは大前提なので、必ず事前に保護者に相談するようにしてください。
その他、クレジット枠、キャッシング枠とも低い金額にしておくというのも審査通過には大切なポイントです。いずれも10万円以下にしておけばより審査をパスしやすくなるでしょう。
楽天カードで未成年がお金を借りるには?
未成年でも入会できるクレジットカードのなかでも、最近、人気が高いのが楽天カードです。どのようなものなのか見てみましょう。
未成年OKの楽天カードは2つ
楽天カードには楽天プレミアムカード、楽天ゴールドカード、楽天ANAマイレージクラブカードなどさまざまなカードがあります。このうち、未成年でも申し込むことができるのはスタンダードな楽天カードと女性向けの楽天PINKカードです。
未成年でも社会人やフリーターとして安定収入があるならば、問題なく審査を通過できるでしょう。ただし、最初の利用限度額は最低枠の10万円スタートということも少なくありません。一方、学生の場合も親と同居していて世帯収入が安定していれば審査を通る場合もあります。
利用限度額は増額できる!
未成年でもクレジットカードを持つことができたとしても「10万円じゃ何もできない……」と、思った人もいるかもしれません。しかし、利用限度額は増やすことができるので、とりあえず最低枠からでも始める価値はあります。利用限度額を増やすには、コンスタントにカードを使って延滞なく支払いを続けることが大事です。
未成年が楽天カードを持つには親の同意が必須
未成年にも門戸を開いている楽天カード、楽天PINKカードですが、必ず保護者への同意確認が電話で行われます。申込書には保護者の電話番号を正しく記入するようにしましょう。
また、会社への在籍確認は本人が受けることも可能ですが、保護者への同意確認は必ず保護者が出るようにしなければいけません。あらかじめ、保護者に相談して、同意確認の電話に対応してもらえるようにお願いしておくようにしましょう。
楽天カード・楽天PINKカードのスペック
楽天カードと楽天PINKカードのスペックは次の通りです。
カード名 | 年会費 | 追加可能カード | ポイント還元率 | 保険 | 利用可能額 |
---|---|---|---|---|---|
楽天カード | 永年無料 | ETCカード、家族カード | 1.0%~3.0% | 海外旅行損害保険 | 10万円~100万円 |
楽天PINKカード | 永年無料 | ETCカード、家族カード | 1.0%~3.0% | 海外旅行損害保険 | 10万円~ 100万円 |