万一遅延や延滞した時の取り立ては厳しいの?
よくテレビドラマなどで見かける取り立てのシーン。そういったシーンを見てしまうと、「借金は怖いなぁ…」と不安になってしまうということもありますよね?
一見怖そうな人たちがインターホンをしつこく鳴らしたり、家の周囲に貼り紙をしたりといったシーンはあまりにも有名です。
現実的にはTVのようなことはまずありません
初めてキャッシングをしようと考えている方の中にはそうしたシーンが頭に浮かび、申し込むのを躊躇してしまうという場合もあるかもしれません。
では現実としてはどうかと言いますと、法律で守られているので、テレビドラマで見られるような過激な取り立てはまず無いと考えていいでしょう。たしかに大手消費者金融と呼ばれているところも、昔は遅延者や延滞者に対して脅すような文言を並べて取り立てをしていたという時代もありましたが、現在ではそうした取り立ては禁止されています。
取り立てには厳しい制限があります
現在は、貸金業法という法律によって、以下のような決まりが設けられています。
貸金業法による禁止行為
- 複数人で自宅などへ押し掛ける
- 職場まで取り立てに行く
- 貼り紙をして返済を迫る
- 暴力や暴言
- 他の業者から借り入れて返済するよう迫る
- 本人ではなく家族や友人・知人などから取り立てる
- 債務整理等の手続き中の取り立て(弁護士介入後の取り立て)
以上のような取り立て行為は原則禁止とされています。
銀行などはもちろん、消費者金融でも現在では厳しい取り立て行為は行われていません。
弁護士介入後は催促状なども届きません
仮に複数業者から謝金をして多重債務の状態に陥り、弁護士などを通して債務整理をするという場合は、その後の取り立てなどは一切禁止となっています。
また、支払いを催促する催促状や督促状なども、本人ではなくすべて弁護士の元に送られるようになります。
返済遅延⇒支払催促の流れとは?
厳しい取り立ては行われないとはいえ、それでも遅延や滞納をすれば督促状が送られてきたり電話がかかってきます。
携帯電話への連絡にはきちんと応対しましょう
支払を催促する流れとしては、まず支払日に入金の確認ができなかった場合、数日後に携帯電話に電話がかかってきます。この時点で返済が遅れてしまった理由や、その後の支払いについてちゃんと話し合っておきましょう。相手も特に威圧的な態度は取りませんので安心しましょう。
ただし、催促の電話を無視したりすると毎日のように電話があります。最初は携帯電話だけであっても、自宅へかかってくるようにもなります。それでも無視してしまうと勤め先にも電話がきます。
避けたいのは督促状での家族バレ・職場バレ
同時に借入先の金融機関名が記載された督促状が送られきます。家族に内緒で借入をしていても、この時点で「家族バレ」してしまう場合がほとんどのようです。
昔のように自宅まで来るということはほぼありませんが、大手以外の中小規模の消費者金融(街金など)の場合は、自宅まで来るということもあります。
返済が遅れそうだったらまずは相談すること!
取り立ては怖いものというイメージがあるので、催促の電話なども無視してしまうという気持ちも分からないではありませんが、それでは自分で今後の取引上の信用性を著しく損ねてしまうことにしかなりません。
返済が遅れそうだということは本人であれば事前に分かるはずですから、その時点でこちらから相談をするようにしましょう。
相談すればちゃんと対応してくれる
こちらが誠意を見せて相談すれば、相手もしっかりと対応してくれます。返済日を遅らせてくれたりなど、支払い方法について相談に乗ってくれます。特に最近の大手消費者金融の接客レベルはかなり高いので、安心して相談しましょう。