なぜキャッシングの審査に落ちるのか!? 理由を教えて!
「キャッシングしたいけど、どうやらキャッシングには審査があるらしい…。」
初めてキャッシングを利用しようとする人でも審査の存在は知っていると思います。そう、テレビCMでも流れていますよね。「キャッシングには審査があります」、「ご利用は計画的に」といった具合です。ハッキリ言って、日本全国、どこの消費者金融もうたっています。
審査が無い貸金業者は存在しない! ヤミ金でもしっかり審査!
審査がないキャッシング、カードローン商品は存在しません。ヤミ金にでさえ審査はあります。審査がある限り、審査に「通る人」と「通らない人」は必ず存在します。何がこの二つを分けるのでしょうか?
実際のところ、金融機関は詳細な審査基準を公開していませんし、その審査基準も金融会社によって異なるので、初めて利用しようとする人にとってはとても高い壁のように感じるかもしれません。
しかし、キャッシング審査を通るための対策を立てることはできます。
審査=試験!傾向を分析して、対策は立てられます
キャッシング審査を「受験」と考えてみてください。どこの志望校も「試験にはここが出ます!」なんてことは教えてくれませんよね?
しかし、全国の学校で教えられている共通した科目が試験に出ることは間違いありませんし、模試で大体このくらい点数が取れていれば合格圏内に入るという情報くらいは公開されているものです。
キャッシングの審査では申込者を試験のように「採点」します。
審査項目は「職業」、「年収」、「居住環境」、「借入履歴」の4つ
試験科目=審査項目はザックリ分けて「職業」、「年収」、「居住環境」、「借入履歴」の4つです。全ての科目が100点満点ではありませんし、どれか一つの科目だけ飛び抜けて良くても、他の科目が落第点では試験には合格できません。
各科目バランス良く得点を稼げれば審査通過への道が開けてきます。
試験を受ける資格は20歳以上であることぐらいです。キャッシングを初めて利用しようと考えている人は、申し込みの前に一度自分の状況の確認を、キャッシング審査に何度も落ちてしまっている人は、自分のどこがいけないのかを確認しましょう。
総量規制という消費者金融のルールブック
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。これは貸金業法によって定められたルールで、消費者金融はこの貸金業法に沿って運営されています。
つまり、年収が300万円の人は原則100万円までしか消費者金融から借りることはできないというわけです。
ですから、年収が200万円の人が、100万円貸して欲しいと消費者金融のドアを叩いても門前払いにされるということです。
キャッシングの審査を受ける前に、自分が借りたいと思っている金額が、総量規制というルールに沿っているかどうかをまずは自分で確認してください。審査に望むにはまずそこからです。
総量規制が適応されない銀行カードローン
自分年収の3分の1以上のお金を借りたいと考えている人は、消費者金融ではなく銀行のカードローンを検討しましょう。各銀行のカードローン商品によって限度額はありますが、「年収の3分の1まで」という総量規制は適用されません。
余談ですが、消費者金融については「キャッシング」、銀行については「カードローン」と言い方を分けましたが、「キャッシング」と「カードローン」の区別は実はとても曖昧です。もともとはその返済方法に違いがあったものの、現在ではあまり区別がないのでほぼ同じものであると考えてもらっていいと思います。
「職業」は審査において最も重要
職業というのは単に仕事と割り切れるものではなく、「あなたは何者ですか?」と尋ねられた時に名前と同じように重要な情報です。世間は人を、その人の職業で見ます。あなたが何をしている人かを判断するために職業は最も重要な判断材料になります。
キャッシング審査において「無職」の人は絶対に通りません。可能性ゼロです。
職業が無ければ、返済能力も認められません
というのもキャッシングの審査においての合格点とは「この人には返済能力がある」と金融会社が認めることなのです。
ですから、仕事がない、収入がない人はお金を返せるわけがありませんのでその時点でキックアウトです。いきなり高望みはせずにまずはアルバイトからでもいいので仕事を始めましょう。
年収は正直に申告しましょう
年収については金額が多ければ多いほど金融会社からの評価は高くなります。400万円もあれば十分な評価が得られるようです。
- 400万円以上
- 200万円~400万円未満
- 200万円未満
年収の申告に関らずですが、審査において重要なのは「正直に申告すること」です。虚勢を張ってちょっと水増しして申告したりしないでください。消費者金融のほとんどが審査の際に「所得証明書」の提出を求めてきます。申告した内容と書類上の内容に違いがあれば、その時点で審査は不合格です。
嘘をつくとその時点で「不合格」!信用性ゼロです。
「嘘偽の申告をする」ということが審査において最も重大なペナルティーです。
というのも、キャッシング審査は結局のところその人が「信用できる人かどうか」を見ます。嘘の申告をした時点で、その人がどんなに年収が高かろうと信用できる人ではないと判断されてしまいます。
どんな住居に誰と住んでいるかも詳しく審査されます
もしあなたが今、独身で、賃貸アパートに一人で暮らしているなら「居住環境」という科目において低い評価を受けてしまうことになります。
なぜ金融機関が申込者がどこに住んでいるのか知っておかなければいけないのか、それは「夜逃げのリスク」を避けるためです。
居住環境はその人の社会的責任の度合いを測る物差しにもなります。独身者よりは既婚者の方が社会的責任は大きいと考えられ、1世帯より2世帯で暮らしている方が、もしもの事態が起こった際に迷惑をかける人が多くなるため、ちゃんとお金を返すだろうと金融会社は考えるのです。
あなたの借入履歴は隠せない
もしあなたが過去にキャッシングを利用したことがあるにも関らず、「審査に不利かも…」などと考えて過去に借入の経験はないと申告したとします、そのような事をすれば100%審査には通りません。
というのも、金融機関は信用情報機関という機関から、個人の「過去から現在の借入件数・借入総額」や「延滞があったかどうか」を調べることができます。つまり、あなたの借入に関する情報は全ての金融会社に筒抜けなのです。嘘をついても必ずバレます。
事故情報はしっかり記録として残る
過去の借入経験が審査に不利になるというのは実は誤解です。もし3ヶ月以上の延滞を起こし、事故情報として信用情報機関に記録されてしまっているのであれば、審査を通ることは厳しいでしょう。ブラックリスト入りというやつです。
もしあなたが過去に借入をできた経験があるのに、別の金融会社の審査に落ち続けているとしたら、それは借入総額が総量規制の限度額をオーバーしているか、返済の延滞をしてしまったことがあるからかもしれません。
信用情報機関に記録された個人の事故情報は最長で5年間は消えません。また、自己破産や個人再生に関する記録に至っては最長で10年は残ります。
過去にしっかり返済した経験は高評価につながる
しかし過去に何度か借入をし、きちんと返済したという経験があれば、金融会社はその人を高く評価する傾向にあります。
過去に借入経験の無い真っさらな新規の顧客よりも、過去に借入を利用している顧客の方が、金融業者からすれば信頼出来る良いお客さんなのです。
最終的には人の目で審査。印象は大切です。
キャッシングの申し込みをすると、どのような経路で申し込んだとして一度は金融会社や保証会社の担当者と話をする機会があります。
仮にあなたが書類上では返済能力があり、十分に信用に価する人物で判断されていても、担当者に「この人はちょっと…」と思わせるような印象を与えてしまえば、担当者の判断で融資限度額を下げられてしまったり、融資自体を断られてしまうという事態もありえます。
結局は人と人とのやりとりになりますので、決して横柄な態度を取らずに、担当者に対して誠実な対応をするよう心がけましょう。
前科があるとキャッシングは利用できない?
結論から言うと、キャッシング申込者に前科があったとしても審査には何の影響もないと言われています。
というのも、金融機関は申込者に前科があるかどうかを知る術はありません。
犯罪歴や前科に関する記録は警察が、強いて言えば国が管理している情報です。金融機関が信用状機関の情報を使うような感覚で、犯罪歴に関する情報を審査のために使う事はできないのです。
ちゃんと仕事をしていて、初めてのキャッシングであれば審査はほぼ通ります。
キャッシングの審査は様々な視点から申込者に返済能力があるかどうかを見極める作業です。いろいろ述べてきましたが、結論からいうと「普通に働いている人」で、他に借金が無ければ、審査はほぼ通ります。
年収や勤務先によっては希望の融資金額までは借入できない可能性がありますが、10万円程度であれば借入することはまず問題ないと思われます。
キャッシングはとても身近な存在になってきています。身近になった分忘れがちになってしまいますが、キャッシングは詰まるところ結局は「借金」です。返済計画をきちんと立てて利用しましょう。