ブラックリストに載るってどういうこと?もうキャッシングはできないの?

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ブラックリストに入ると一生キャッシングできなくなる?

キャッシングブラックリスト

クレジットカードのキャッシングやカードローンを利用しようと思っても、ブラックリストに入っていると審査を通過できず、断られてしまいます。

ブラックリスト入りすると新しくクレジットカードを作れません!ショッピングもキャッシングもできなくなってしまいます!不動産ローンや自動車ローンを組むのも難しくなります!

いったいこのブラックリストとは、どのようなものなのでしょうか?

じつは、実際どこかにブラックリストという台帳が存在しているわけではありません。信用情報の傷を「ブラック」、そして傷がついている状態を「ブラックリストにのっている」などと表現しているのです。「金融事故を起こした」といわれることもありますが、具体的にはどのようなもの状態でしょうか。

信用情報にこんな傷がつくとブラックリストに!

信用情報とは、これまで個人がどのような信用取引を行ってきたのかを信用情報機関がまとめた記録です。クレジットカードやローンに関する契約、返済、利用残高などをまとめたデータともいって良いでしょう。では、信用取引でどのような失敗をするとブラックリストにのってしまうのでしょうか?

3ヶ月以上の支払遅延でブラックリストに

「クレジットカードやローンの引き落とし日に銀行口座に十分なお金が入っていなかった」というようなミスは誰でもあるものです。しかし、1日や2日程度の延滞でブラックリストにのってしまうことはありません。
一般的には3ヶ月以上の延滞があった場合、ブラックリスト入りするといわれています。

また、たとえ1~2ヶ月程度の延滞でも、何度も繰り返しているのはNGです。「信頼を著しく損ねる契約不履行」があったとされて、ブラックリストにのってしまうことになるでしょう。

債務整理はブラックリスト入り必至

債務整理とは法的な手続きをとって、借金を減額または無効にすることです。自己破産、民事再生、任意整理、特定調停、個人再生のどれかを行えばブラックリスト入りは免れません。

ここで問題になるのが過払い金請求です。平成22円4月までは過払い金請求もブラックリストに必ず記載されました。しかし、最近では過払い金請求はブラックリストの対象外となっています。もしも、過払い金請求をしようと考えているならば、ブラックリスト入りを心配することはありません。

スマホの分割払い未払いでもブラックリストに!

最近急増しているのが、スマホの分割払いを3ヶ月以上滞納してブラックリスト入りするケースです。今や、1人が1台以上所有することが当たり前となったスマホですが、じつはかなりの高額商品です。ところが、月々の利用料と一緒に請求されるため、分割払いの契約をしているという自覚をなくしがちです。

分割払いのショッピングの支払い状況は必ず信用情報機関によって登録されます。スマホの分割払いを延滞して、10代でブラックリストに入っている人も少なくないのです。

ブラックリストにのるとどうなるのか?

クレジットカードや分割払いでショッピングをしたり、キャッシング、ローンなどを利用したりしているなら、ブラックリストにのってしまうリスクはつねにあります。ブラックリストに入ると、次のような困ったことが起きてしまうので、くれぐれも注意しましょう。

ブラックリストにのるとクレジットカードを作れない

新しくクレジットカードを作ろうと思っても、ブラックリストにのっていると「返済能力に問題あり」と、見なされて審査落ちしてしまいます。「学生時代にスマホの支払いを滞ったため、社会人になってクレジットカードが必要になった時に作れなかった」というケースも。

ただし支払い状況に関する情報が保存されるのは5年ともいわれ、永久に消えないわけではありません。もし、クレジットカードが作れなかったならば、何年かしてから再度トライしてみてはいかがでしょうか。

ブラックリスト入りしているとローンを組めない

クレジットカードがないとチケットサイトを利用できないなどの不便もありますが、現金で代替することも可能です。しかし、ブラックリスト入りしてしまい住宅ローン、自動車ローンなどが組めないとなると、人生設計にも影響を及ぼしてしまいます。

とくに、自己破産などの債務整理を行ったという記録は、ながければ10年は残るので注意が必要です。10年待って住宅ローンが組めるようになったとしても、定年までに完済できるようなプランにするには毎月の支払額が大きくなってしまうといった弊害があるかもしれません。

ブラックリスト入りしても社会的な信用には関係ない

「ブラックリストにのっていると就職や転職に不利なのではないか?」
「国家資格を取得するのに影響があるのではないか?」などと、考える人もいますが、そのような心配はありません。なぜならば、ブラックリストを参照できるのは一部の金融機関のみで、一般に公開されているものではないからです。

ただし、銀行や消費者金融などで働いている場合には、この限りではなく、昇進などに影響があるともいわれています。金融機関に就職したいと考えている人も、信用情報はクリーンにしておくようにしましょう。

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ブラックリスト入りしているかどうかを知りたい!

自分の信用情報に不安を持ちながらクレジットカードを作ろうとしている人もいるかもしれません。もし、審査落ちしてしまえばさらに信用情報に傷をつけることになります。あらかじめブラックリストにのっているかどうか、自分の信用情報を確かめることはできるのでしょうか。

自分がブラックリスト入りしているかどうかは確認可能

自分自信の信用情報は信用情報機関に問い合わせて請求することが可能です。これを情報開示といいますが、機関窓口、郵送、インターネット、電話のいずれかの方法を選べます。

なかでも簡単なのが、インターネット開示です。たとえば、クレジットカードの信用情報を確認したいならば、契約した際の固定電話・携帯電話から信用情報機関に電話をして、受付番号を取得します。受付番号をパソコンから入力すれば、開示報告書をPDFファイルでダウンロードできるという流れです。

ブラックリストかどうかはここに問い合わせる

自分がブラックリストにのっているかどうかを確認できる信用情報機関は3つあります。それぞれ特徴があるので、どのような信用情報を問い合わせたいのかによって使い分けてみてはいかがでしょうか。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)
クレジットカードの信用情報を主に取り扱っています。消費者金融、信販系どちらのクレジットカード、カードローンに関する信用情報も確かめることができるでしょう。

全国銀行信用情報センター(KSC)

一般社団法人全国銀行協会が設置し運営している機関です。自己破産の漢方情報が登録されている点が特徴といえるでしょう。

株式会社日本信用情報機構(JICC

日本最古の信用情報機関です。金融庁の指定信用情報機関でもあり、リアルタイムで信用情報を確認できます。

見に覚えのないブラック情報は削除申請できる

信用情報機関に問い合わせた結果、見に覚えのないブラック情報が登録されていたならば、黙っていることはありません。何らかの手違いでブラックリストにのっているケースもあるので、きちんと削除申請をするようにしましょう。

その際、削除申請は信用情報機関ではなく、誤った申請情報を登録申請した金融機関に行うことになります。本人が確認できる運転免許証、健康保険証などがあれば、誰でも削除申請を行うことが可能です。

ブラックリストから信用回復する方法もある

情報開示請求をした結果、ブラックリストに入っていたことがわかったとしましょう。「人生、詰んだ……」と、落ち込むことはありません。なぜならば、信用情報は回復することも可能だからです。

たとえば、延滞記録がついているキャッシングはできるだけ早く完済するようにしてください。支払日を待たずに一気に精算できればなお良いでしょう。また、クレジットカードの支払いで問題を起こしたからといってカードを使わないようにするのは逆効果ともいえます。こまめにショッピングをしてきちんと支払う……というクリーンな履歴を残しておくことは支払い能力の証明にもなるので、コツコツと取り組んでみましょう。

ブラックリストにのってもいつかはキャッシング可能に!

最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。

  • ブラックリストにのっているというのは信用情報に傷がついている状態のこと。
  • クレジットカードやローンの支払いの延滞、債務整理などでブラックリストにのってしまう。
  • 最近はスマホの分割払いを遅延してブラックリスト入りするケースが増えているので要注意。
  • ブラックリストにのるとクレジットカードを作れない、キャッシングできない、ローンが組めないなど何かと不便。
  • 自分がブラックリストにのっているかどうか、信用情報機関に情報開示を求めることができる。
  • 一度ブラックリストにのっても、数年後には記録は消える。その間にクリーンな信用情報を作ることでまたキャッシングなどができるようになる。

スマホの分割購入を始めとして、信用情報にかかわるようなショッピングをしていてもそうとは気づかないケースが増えています。ブラックリスト入りしてしまうとちょっとしたキャッシングができないだけではなく、住宅ローン、自動車ローンを組めないなど、人生にかかわる大きな買い物ができなくなってしまいます。くれぐれも、ブラックリストにのることのないように、ショッピングもローンも計画的に利用するようにしましょう。

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