バンクイックを扱っている三菱UFJ銀行って?
三菱UFJ銀行は、日本の都市銀行の1つです。現在、日本には全部で5つの都市銀行があります。その内、3大メガバンクと言われている超巨大銀行、その1つが三菱UFJ銀行です。
三菱UFJ銀行のカードローンといえばバンクイック!というイメージをお持ちの方は多いかと思いますが、実は同行はもう一つカードローンを取り扱っています。その名も「マイカードプラス」。
キャッシュカードに付帯できるカードローンであり、利用限度額は30万円と低いですが、公共料金引落時などに残高が不足した場合に自動で借り入れができるというメリットがあります。
バンクイックへ申し込むならマイカードプラスと三菱UFJ銀行についても知っておいて損はありません。
バンクイックやマイカードプラスを扱う三菱UFJ銀行の会社概要を見てみよう
名称 | 株式会社三菱UFJ銀行(英語表記:MUFG Bank.Ltd) |
金融機関コード | 0005 |
代表者氏名 | 取締役頭取執行役員 三毛 兼承 |
資本金 | 1兆7119億円 |
株主 | 株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ(100%) |
設立日 | 1919年8月15日 |
従業員数 | 3万3524人 |
支店など | 国内750、海外72 |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内2丁目7番1合 |
使いやすく比較的低金利なカードローン「バンクイック」「マイカードプラス」を取り扱っている銀行として知られる都市銀行「三菱UFJ銀行」。今回はこの銀行の成り立ちと、提供されているカードローンについてお話いたします。
そもそも都市銀行ってなんだ?
都市銀行とは、東京や大阪などの大都市に本店を置き、なおかつ広域に出店している銀行のことです。明確な定義を持つわけではありませんが、2019年12月現在の日本では以下の5つの銀行が都市銀行に該当すると考えられています。
これしかないの?と思われるかもしれませんが、実は以前の日本にはもっと多くの、具体的にいえば13もの都市銀行がありました。
- 三菱銀行
- 東京銀行
- 三和銀行
- 東海銀行
- 第一勧業銀行
- 三井銀行
- 富士銀行
- 協和銀行
- 住友銀行
- 大和銀行
- 北海道拓殖銀行
- 太陽神戸銀行
- 埼玉銀行
上記の銀行の内、三菱銀行と東京銀行が合併してできたのが東京三菱銀行で、三和銀行と東海銀行が合併してできたのがUFJ銀行です。2006年には東京三菱銀行がUFJ銀行を吸収する形での合併が行われ、現在の三菱UFJ銀行になりました。このような統廃合が進んだため、都市銀行の数が減ったのです。
三菱UFJ銀行が取り扱っているカードローン「バンクイック」「マイカードプラス」の審査基準とは?
三菱UFJ銀行は、2つのカードローンを取り扱っています。
- 急な出費にも対応可能、ゆとりの限度額で便利な「バンクイック」
- 残高不足にも対応可能、安心のカードローン「マイカードプラス」
バンクイックは低金利とゆとりある利用限度額が特徴の便利なカードローン
バンクイックは三菱UFJ銀行が提供するカードローンです。低い金利とゆとりある利用限度額が大きな特徴です。申込みはWebから24時間いつでも可能で、ちょっとした資金不足からまとまった借り入れまで、様々なシチュエーションに対応できます。
利用限度額 | 適用される実質年利率 |
---|---|
~100万円 | 年13.6%~14.6% |
110万円~200万円 | 年10.6%~13.6% |
210万円~300万円 | 年7.6%~10.6% |
310万円~400万円 | 年6.1%~7.6% |
410万円~500万円 | 年4.6%~6.1% |
510万円~600万円 | 年4.1%~4.6% |
610万円~700万円 | 年3.6%~4.1% |
710万円~800万円 | 年1.4%~3.6% |
マイカードプラスはキャッシュカードに付帯できるカードローン
マイカードプラスは、キャッシュカード(銀行のカード)に付帯できるタイプのカードローンです。最大の特徴は、公共料金等の引落時に残高が不足したときに、自動で借り入れができることです。例えば公共料金の金額が1万円で、口座の残高が4000円だった場合、自動的に6000円の借り入れが行われ、公共料金の支払が行われます。もちろん、通常のカードローンと同じように、ATMやインターネットバンキングから借り入れることもできます。
残高が不足して支払いがうまく行えなかったという経験をお持ちの方は少なくないかと思いますが、このマイカードプラスを活用すればそのようなことはなくなります。24時間いつでも、どこからでも申し込みが可能で、キャッシュカードに機能をプラスするため新規カードの発行は不要です。
利用限度額は30万円、金利は14.6%で固定です。利用限度額が最大800万円のバンクイックと比べると使えるシーンは限定的ですが、急な出費ならばこれでも十分に対応できます。
三菱UFJ銀行のマイカードプラスの審査基準はどうなっているの?
ここからは、三菱UFJ銀行のマイカードプラスの審査基準についてお話いたします。バンクイックの審査基準については、以下の別記事からご確認ください。
バンクイックの審査について知りたい!気になる審査基準を徹底解説
マイカードプラス申込みのための最低条件
マイカードプラスでは、以下のように申込み条件が定められています。
- 20歳以上、65歳未満で、なおかつ日本国内在住の個人。保証会社(アコム)の保証を受けられる人。
- 安定かつ継続した収入が見込める人。この条件を満たしていれば、職業はパートやアルバイトなどでもOK。
- 毎カードローンや他のカードローンを利用していない(バンクイック、カードローン即日型を除く)
- 20歳以上であっても学生の利用は不可
審査基準は他の一般的なカードローンと変わらないが、難易度は易しめ
マイカードプラスの審査基準は、他のカードローンとほぼ同じですが、利用限度額が低い分、難易度は易しめです。具体的には年収や勤務先、勤続年数などが総合的に審査され、融資の可否が決まります。
審査基準の中でも特に大切なのが、年収の安定性と勤務先です。年収については金額はそこまで重視されることはありません(もちろん少なすぎるのは困りものですが)が、その安定性は非常に重視されます。年収が高くても年によってばらつきがある人より、金額自体は平凡でも安定している人のほうが高く評価されやすいです。
必然的に、勤務先も年収が安定しているものが好まれます。最も有利なのは公務員、特に県庁や政令指定都市などに務める地方公務員です。数ある職業の中でも、最も有利であると言えるでしょう。
その次に有利になのは大企業の正社員です。中小企業であっても、正社員ならばそれなりに評価を受けられます。
上記の職業に該当しない場合は、審査で不利になることがあります。例えば契約社員は派遣社員、あるいはパートやアルバイト、自営業者などの場合は、たとえ公務員や正社員と同等か、それよりも高い収入を得ていたとしても審査では不利になりがちです。
もう一つ大切なのが勤続年数です。勤続年数とは、現在の職場に勤務している年数のことです。社会人生活30年目であっても、転職したての場合は勤続年数は1年未満となります。勤続年数が短い人は「直ぐに仕事を辞める可能性が高い」とみなされるため、評価は低くなります。勤続年数が1年未満という場合は、審査を受けるのはしばらく待ったほうがいいかもしれません。
三菱UFJ銀行のマイカードプラスの在籍確認はどうなっているの?
ここからは、三菱UFJ銀行のマイカードプラスの在籍確認についてお話いたします。バンクイックの在籍確認は怖くない!職場への電話連絡の対処法は?
在籍確認は勤務先への在籍を確認する行為のこと
在籍確認とは、その人が本当に申請した勤務先に在籍していることを確かめる工程のことです。通常は職場に電話を掛けるという形で行われます。
基本的に在籍確認は審査の最終段階で行われます。在籍確認が無事に完了すれば晴れて借り入れとなります。「職場に電話されるとカードローンの利用がバレるのでは?」と思われるかもしれませんが、金融機関側も色々と配慮してくれるため、基本的に在籍確認の電話が原因でカードローンの利用がバレることはありません(絶対にない、ともいえませんが)。
参考記事:銀行カードローンの審査で行われる在籍確認!電話連絡は避けられないの?
マイカードプラスは在籍確認の電話は「基本的には」ない
マイカードプラスの審査では、基本的には電話による在籍確認は行われません。マイカードプラスは三菱UFJ銀行のキャッシュカードに付帯できるカードローンであり、口座開設をしている時点ですでにある程度の信用があるためです。この点は(在籍確認が必須のバンクイックと比べて)大きなメリットであると言えます。
ただし、在籍確認が絶対に行われないという保証はありません。三菱UFJ銀行の公式サイトにも、以下のような記載があります。
お申込内容の確認のため、入力いただく「日中連絡先」へお電話にてご連絡させていただきます。
勤務先やご自宅等にご連絡させていただく場合があります。
お申込日以降1ヵ月を経過してもご連絡がつかない場合、またはご連絡を差し上げた日以降一定期間を経過してもお申込内容の確認ができない場合は、あらためてお申し込みいただくことがあります。
基本的には職場に電話をすることはないけれど、場合によってはすることもある、ということです。なんとも玉虫色な表現だと思われるかもしれませんが、この辺のリスクは甘んじてい受け入れる必要があります。
もっとも、前述の通り、在籍確認の電話からカードローンの利用がバレることはほぼありません。仮にあなた以外の人が電話をとったとしても、銀行から電話がかかってきたというだけでカードローンの利用だと断定されることはまずないでしょう。
三菱UFJマイカードプラス審査と在籍確認銀行まとめ
最後に、今回の記事をおさらいしていきましょう。
- 三菱UFJ銀行は都市銀行の1つ
- 都市銀行は東京や大阪に本拠地を置き、全国に拠点を置く大規模な銀行
- 三菱UFJ銀行のカードローンにはバンクイックとマイカードプラスがある
- マイカードプラスは30万円まで借りられるキャッシュカードに付帯可能なカードローン
- 公共料金の引落時に自動融資を受けることも可能
- マイカードプラスの審査難易度は易しめだが、落ちることはある
- マイカードプラスでは在籍確認が行われないが、場合によっては勤務先に電話がかかってくることも
同銀行の提供するバンクイック及びマイカードプラスはどちらもカードローンであり、マイカードプラスは公共料金の引落時に残高が不足したときに自動で借り入れができるという特徴があります。
マイカードプラスは少額の利用に便利なキャッシュカードに付帯できるカードローンです。三菱UFJ銀行の銀行口座で公共料金を支払っている場合は、利用する価値があるといえるでしょう。