気になるバンクイックの審査基準は?
バンクイックの申込資格は、国内に居住する満20歳以上~64歳までの人。また、バンクイックの保証会社となっているアコムの保証を受けられる人でなければならない。その上で、安定した収入があることを前提に申し込みが可能となっている。
審査基準について検証してみる
ここまでは他行のカードローンとさほど変わらない基準だが、気になるのは申込資格よりも審査そのものの基準ではないだろうか? ここではそんなバンクイックの気になる審査基準について掘り下げていきたいと思う。
バンクイックが申し込みしやすい理由
バンクイックは、会社員や公務員だけではなく、パートやアルバイトでも安定した収入さえあれば申し込みOKとなっている。そういった視点から見れば、バンクイックは銀行カードローンの中でも比較的借りやすいカードローンと言える。
理由1:「テレビ窓口」でローンカードを発行
三菱UFJ銀行には、「テレビ窓口」と呼ばれる自動契約機がある。これを利用すれば審査回答後(お申し込みから最短翌営業日)にローンカードを受け取ることも可能だ。
ただし、「テレビ窓口」の利用には運転免許証が必須となる。他の本人確認書類(パスポートなど)でもOKだが、その場合はカードを受け取ることができないので注意しよう。
ちなみに50万円超の利用限度額を希望の場合は収入証明書が求められるので、用意しておこう
銀行カードローンの中でも審査スピードが速い
銀行カードローンと言えば審査が長いイメージがあるが、バンクイックでは「テレビ窓口」の設置など利用者目線で最大限の努力をしてくれている。ただしお申し込みの受付時間、審査状況によってはカードを受け取れない場合もある。この点に注意が必要だ。
理由2:保証会社を務めるのはアコム
銀行カードローンの場合、審査は保証会社が行うことになっている。バンクイックの保証会社は消費者金融大手で同グループ傘下のアコムが請け負っている。
例えばみずほ銀行カードローンではオリコが保証会社を務めているが、オリコは審査に厳しい会社として有名だ。だが、消費者金融といえばカードローンの中でも審査に通りやすいことでも知られている。
保証会社によって銀行カードローンの審査にも違いがあると考えれば、アコムが保証会社となっているバンクイックは、それほど審査のハードルは高くないと考えられる。
ただし、「審査が甘い」ということは決してありません
ここで勘違いしてほしくないのは、審査に幅があって審査体制も柔軟だといっても、決して「審査が甘い」ということにはならないということ。
アコムとしても保証会社という手前、いい加減な審査を行うわけにはいかない。自社カードローンの審査ではかなり柔軟な審査を行うにしても、保証会社という立場がある以上は自社基準以上に厳しい審査基準を敷いているはず。
保証会社の中では柔軟な審査であるにしても、最低限の基準を満たしていない人は絶対に審査通過することはないので承知しておこう。
「お試し診断」から見る審査の柔軟さ
バンクイックでは、ホームページ上で「お試し診断」をすることができる。お試し診断は消費者金融などのホームページで利用できるため、よくご存知の方も多いはずだ。
申し込み前に借り入れが可能かどうかを簡易的に診断してくれる便利なツールとなっているが、ここでもバンクイックの審査の柔軟さを窺い知ることができる。
他社借入が多くても診断はOK
お試し診断で、4件の消費者金融から計800万円の借入があると仮定して診断してみると、「ご利用可能と思われます」という結果が出る。
通常、他社からの借り入れが多ければ多いほど審査通過は厳しくなるが、4件から800万円も借り入れしているのに融資OKという診断結果には少々驚かされる。
もちろん、実際に申し込んでみれば年収などの兼ね合いから審査通過は難しくなるだろうが、簡易審査とはいえ「融資OK」の判断が出るのはそれなりに審査に自信があることの現れなのかもしれない。
簡易審査=仮審査ではありません
「お試し診断」などのことを「簡易審査」と呼んだりもするが、ここで注意していただきたいのが、「簡易審査」と「仮審査」の違いである。
サイトによっては、簡易審査と仮審査を同列に扱って説明しているところもあるが、簡易審査はあくまでも申し込み前に行う「お試し診断」でしかなく、仮審査というのは実際の申し込み以降に行われる審査となるので知っておこう。