キャッシュピットの金利は?低金利で借りられる?
最高800万円、年率2.5%~14.8%の常陽銀行カードローン・キャッシュピットですが、この金利が果たして低金利なのかどうかというのも多くの人の関心事でもあるでしょう。
ここでは、キャッシュピットの金利を他と比較しつつ、低金利で利用できるのかどうかについて解説していきます。
ポイントは最高金利の値!最低金利についてはあまり気にしないこと!
年率2.5%~14.8%という数字を見ていると、ついつい「2.5%」という数字へ目が行ってしまいがちです。しかし、この最低金利は利用限度額800万円で適用される金利となるので注意が必要です。利用限度額30万円や50万円では適用されることはありません。
ちなみにキャッシュピットの金利設定は、金額ごとに以下のように設定されています。
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|
1万円~100万円未満 | 年14.8% |
100万円~200万円 | 年12.0% |
200万円超~300万円 | 年9.8% |
300万円超~400万円 | 年8.8% |
400万円超~500万円 | 年7.8% |
500万円超~600万円 | 年5.5% |
600万円超~700万円 | 年4.5% |
700万円超~800万円未満 | 年3.5% |
800万円 | 年2.5% |
上の表からも分かるように、年2.5%という金利は800万円の利用可能枠を与えられている場合に限られます。ほとんどのケースでは、いきなり800万円もの利用枠を与えられることはまずありません。
通常は少額融資がほとんど!最高金利へ目を向けましょう!
一般的な会社員であれば、せいぜい100万円未満というのが妥当なラインとなりますので、注目しなければならない値は最高金利の年14.8%という数字です。
キャッシュピットの最高金利は果たして低金利か!?他行と比較してみた!
では実際に、キャッシュピットの金利14.8%を、同じ最高800万円というスペックの他行カードローンと比較してみましょう。
利用可能枠 | 常陽銀行カードローン・キャッシュピット | 三井住友銀行カードローン | ソニー銀行カードローン | 楽天銀行スーパーローン | イオン銀行カードローンBIG |
---|---|---|---|---|---|
50万円 | 年14.8% | 年14.5% | 年13.8% | 年14.5% | 年13.8% |
100万円 | 年12.0% | 年12.0% | 年9.8% | 年6.6%~14.5% | 年8.8% |
200万円 | 年12.0% | 年10.0% | 年8.0% | 年3.9%~14.5% | 年8.8% |
300万円 | 年9.8% | 年8.0% | 年6.0% | 年2.9%~12.5% | 年7.8% |
400万円 | 年8.8% | 年7.0% | 年5.0% | 年2.9%~8.9% | 年4.8% |
500万円 | 年7.8% | 年6.0% | 年4.0% | 年2.5%~7.8% | 年4.8% |
600万円 | 年5.5% | 年5.0% | 年3.5% | 年2.0%~7.8% | 年4.8% |
700万円 | 年4.5% | 年4.5% | 年3.0% | 年2.0%~7.8% | 年3.8% |
800万円 | 年2.5% | 年4.0% | 年2.5% | 年1.9%~4.5% | 年3.8% |
以上のように、キャッシュピットの年14.8%という最高金利は、やはりやや高めな印象は拭えませんが、総体的に見れば標準的な金利設定だというのが分かりますね。
最高金利こそやや高いものの標準的な金利設定!最低金利はやはり魅力
最低金利の年2.5%というのはかなり魅力的な低金利と言えますし、最高金利の年14.8%にしても、三井住友銀行カードローンなどと比べても、たった0.3%の差しかありませんので、高金利と言えるほど高くもありません。
キャッシュピットの金利が高めだとは言っても、それはあくまでも”やや高め”という範囲内で済む程度です。
キャッシュピットより高金利なカードローンもたくさん!許容範囲内です
銀行カードローンの中でもキャッシュピットより高金利なものもたくさんありますし、貸金業者に至っては年18.0%前後というのが一般的。街金に至っては貸金業法スレスレの年20.0%です。銀行カードローンと比べると高めですが、そこまで高くはありません。
そういう意味で最高金利が年14.8%のキャッシュピットは十分に低金利の範囲と言えそうです。特に限度額800万円まで行くと、トップクラスの低金利になります。育てていくことで低金利になるカードローンと言えそうです。
キャッシュピットに無利息期間はある?金利負担を抑えるポイントは?
カードローンには、無利息期間を設けているものもあります。30日間無利息というキーワードも広く世間に認知されてもいますよね。
では、キャッシュピットには無利息期間があるのでしょうか? あるとしたらそれはどのくらいの期間なのでしょうか?
無利息期間は消費者金融の特権!キャッシュピットにはありません
無利息期間では、本当に一切の金利負担がないまま借りることができる有難いサービスです。30日間無利息であれば、30日分の金利負担は一切ありません。
しかし、この無利息期間というサービスは消費者金融の特権とも呼べるもので、キャッシュピットを含めた銀行系カードローンではほとんど利用することができません。
一部例外はあるものの銀行系カードローンに無利息期間は無いと思った方が良さそうです
唯一、新生銀行カードローン・レイクでは無利息期間を設けていますが、レイクは前身が消費者金融だったということもあり、現在でもその流れを引き継いでいることが要因です。それ以外の銀行系カードローンでは、原則、無利息期間は設けていません。
また、銀行によっては「○○ヶ月分の金利をキャッシュバック!」といったキャンペーンを行ってはいますが、それとて突発的なキャンペーンに過ぎません。常時、無利息期間を利用できる消費者金融のものと比べると不安定さは拭えません。
金利負担を減らすなら随時返済を活用するしかありません!
以上のように、無利息期間というものがないキャッシュピットなので、残念ながら金利負担は避けることができません。ただし、実質的に金利負担を減らす方法ならあります。それが随時返済の活用です。
キャッシュピットの返済は提携ATMからいつでも可能なので、毎月の約定返済とは別に随時返済を積極的に行うことができます。随時返済分は直接元金を減らすことができますので、元金が減る分、金利負担も減らすことに繋がるのです。上手に活用できれば、30日間無利息よりも金利負担を軽くすることだって難しくありません。