母子家庭でもキャッシングできる?シングルマザーがカードローンを利用する際の注意点とは?

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シングルマザーでもキャッシングできる?

母子家庭シングルマザーキャッシング
シングルマザーとして子育てに頑張っていると「あと少しお金が足りない!」という状況に直面することもあります。しかし「元旦那に頼るのだけは絶対に嫌!」という人もいるでしょう。そんな時はキャッシングを利用するのもひとつの方法です。しかし、心配なのが「母子家庭だと審査が通りにくい」という噂……いったいそれは本当なのでしょうか?

母子家庭はキャッシングの審査に不利?

銀行でも消費者金融でもキャッシングやカードローンには一定の審査基準が設けられています。どのような項目をチェックされるのでしょうか?

シングルマザーであることは隠せない

キャッシングでもカードローンでも申込書にはいくつか個人情報を記入します。シングルマザーなのかとストレートな質問はもちろんありません。しかし、母子家庭であることは自然と明らかになってしまいます。

なぜならば、既婚・未婚を選ぶ欄があり、家族構成も書き込まなくてはいけないからです。未婚で子どもがいれば、必然的にシングルマザーを意味することになるでしょう。子どもがいることを隠そうとする人もいるかもしれません。しかし、申込書に虚偽ありと発覚するとかえって審査を通りにくくなったり、お金を借りた後でも契約取り消しとなったりするので注意してください。

シングルマザーでも審査に影響なし

キャッシングやカードローンの審査で重要視されているのは安定収入があるかどうかです。もし、ひとつのところに長年勤め続けていて定期的に収入があるならば、母子家庭でも何の問題もありません。

さらに、じつは正社員である必要もないというのはご存知でしたか?パート、アルバイト、派遣などの非正規雇用でも安定収入さえあれば審査を通過できるのです。「収入が少ないから不安」という人も多いかもしれませんが、年収200万円もあればまず問題ないでしょう。

母子家庭にキャシングをおすすめできない理由

シングルマザーでもキャッシングやカードローンを利用できることはわかりました。しかし、だからといって簡単におすすめできないのには理由があります。

借金しているという意識を持ちにくい

カードローンは専用のカードを使って銀行やコンビニのATMからいつでも現金を引き出すことができます。利用限度額に到達するまでは何度でも融資を受けることも可能です。

とても便利な反面、まるで銀行口座からお金を引き出しているように錯覚してしまうことも……。いつの間にか利用限度額いっぱいまで借りてしまい、多額の借金を背負っていたというケースも少なくいないのです。

返済が苦しい・いつまでも終わらない

「リボ払いで毎月の返済額が少ないから心配ない」と、思っている人もいるかもしれません。確かにリボ払いならば3,000円、5,000円といった、月々無理なく返済できる金額を設定することもできます。

しかし、少しずつしか返済しないのであれば、当然のことながら完済までに時間が必要です。利息もどんどん膨らんでいくでしょう。その結果「借金返済がいつまでもたっても終わらない」という状況にもなりかねません。

カードローンは金利が高い

利用目的を問わず、担保・保証人不要のキャッシング、カードローンは金利が高めになっています。より多くの人が利用できるようになっている反面、貸し倒れリスクが高い分だけ金利を高めにしているのです。

一般的にカードローンの金利は14.0%~18.0%です。住宅ローンの金利が0.5%~1.5%、自動車ローンが2%~3%なのと比較しても高いといわざるを得ません。

シングルマザーは助成金制度を活用しよう

以上のようにシングルマザーには必ずしもキャッシング、カードローンはおすすめできません。それよりも、母子家庭のために用意されている次のような手当、助成金制度などを活用してみてはいかがでしょうか。

母子家庭のための手当・助成金

シングルマザーが利用できる手当、助成金制度は次のように多種多様です。まずは最寄りの自治体に相談してみましょう。

児童育成手当

18歳までの児童を扶養している母子家庭が対象です。子ども1人あたり月額13,500円が支給されます。

児童扶養手当

母子家庭または父子家庭が対象です。0歳~18歳の子どもが1人ならば月額42,000円、2人ならば47,000円が支給されます。

住宅手当

自治体によって条件は異なりますが、母子家庭・父子家庭で20歳未満の子どもを養育していて民間アパートに住んでいる場合、毎月5,000円~10,000円が支給されます。

医療費助成制度

母子家庭・父子家庭で保護者や子どもが診察を受けた場合、健康保険自己負担分を市区町村が助成します。0歳~18歳の子どもを育てている場合限定です。

特別児童扶養手当

20歳未満の精神障害・身体障害がある子どもを育てている家庭に支給されます。子どもの人数と傷害の等級によって金額は異なりますが、もちろん母子家庭も対象です。

母子家庭のための手当・助成金を使う際の注意

以上のように母子家庭のための手当・助成金はいろいろとあります。しかしいずれも一定以上の所得がある場合には利用できないという点に注意してください。

実際のところ「そこそこ稼ぎはあるものの、生活が苦しい」という母子家庭もあるでしょう。とくに家賃や物価も高く、教育資金も必要な都心部で生活している場合、贅沢をしていなくても圧迫感はあるものです。そうとはいっても「田舎に戻って母子家庭であることを噂されるのは嫌だ」という心境の人も多いのではないでしょうか。そんな時ははやり、注意しながらキャッシングやカードローンを利用してみるというのもひとつの解決策です。

シングルマザーがキャッシングを利用する注意点

「冠婚葬祭が続いて急な出費が!」というような時、一時的にキャッシングやカードローンでしのぐのは悪いことではありません。次のような点に注意して利用すれば、キャッシングもカードローンも心強い味方になってくれるはずです。

キャッシングの返済計画をしっかりと立てる!

急にお金が必要になったとしても、無計画のままキャッシングやカードローンを使うのはおすすめできません。お金を借りる際「審査が通ってホッとした!」で終わってしまいがちですが、審査通過以上に返済計画が大事だといっても過言ではないのです。できれば利息となる期間内に一括返済できれば理想的といえます。

キャッシングやカードローンを提供している金融機関の公式サイトには返済シミュレーションが用意されていることも少なくありません。そこで毎月いくら返済していったら、いつ完済できるのか、トータルでいくら支払うことになるのか必ず確認するようにしてください。

キャッシングの利用目的を限定する!

キャッシュカード感覚でお金を借りることができるキャシング、カードローンはとても便利です。便利なだけに使い過ぎにはくれぐれも注意するようにしなればいけません。

生活費が足りないならば節約できる点はないか見直す、欲しいものがあっても我慢するといったことも大事です。「お金が足りない時はキャッシングする」という癖をつけてしまうと、あっという間に利用限度額に達してしまうことも少なくありません。「急な冠婚葬祭」「子どもの教育費」など利用目的を限定するようにしましょう。

自分にピッタリのキャッシングを選ぶ

キャッシング、カードローンにはさまざまな商品があります。一般的に銀行の方が審査は厳しい傾向がありますが、金利が低いというメリットは見逃せません。母子家庭だからNGということはないのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

一方、即日融資を希望しているならば消費者金融がおすすめです。ただし金利は銀行と比較するとやや高めです。それでも、少額融資ならば銀行も消費者金融もあまり金利は変わりません。「いくらをいつまでに借りたいのか」次第でおすすめのキャッシングは違うので、自分にピッタリのものを慎重に選ぶようにしましょう。

母子家庭でもキャシングは問題なく可能!

最後に、今回の記事のおさらいをしましょう。

  • 母子家庭を理由にキャッシングやカードローンの審査を落ちてしまうことはない。
  • 審査を通過する最低条件は「20歳以上で安定収入がある」という点。
  • 安定収入さえあれば高収入である必要はない。アルバイト、パート、派遣でもOK。
  • 母子家庭向けの手当、助成金を利用するのもおすすめ。ただし、一定以上の収入があると少ししかもらえなかったり、まったくもらえなかったりする。
  • 手当、助成金の対象外になってしまうレベルの収入があるならば、キャッシングやカードローンをいくつかの点に注意しながら利用するのも良い。

シングルマザーは1人で家計を支えなければならず、大変なことも少なくありません。時には手当、助成金、キャッシング、カードローンなどを利用して乗り切って行かなければいけなにこともあるでしょう。ただし、キャッシング、カードローンは利用方法を間違えると、さらに生活が苦しくなってしまう可能性もゼロではありません。返済計画をしっかりと立てて、無理なく活用してみてはいかがでしょうか。

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