どれが一番賢い返済方法? 学生ローンの返済方法は主に4つあります!
学生がカードローンで借りたお金を返す返済方法は以下の4つがあります。
- 銀行振込
- 店頭窓口
- 現金書留
- 提携ATMを利用
学生ローンで借りたお金=いつか返さなければいけない借金です。実は大手の消費者金融とは異なり、学生ローンは基本的に銀行引き落としができません。
学生ローンは普通のカードローンとは返済方法が大きく異なります。学生ローンで借りたお金を返済する場合はどうやって返済するのが最も賢いのでしょうか? それぞれの返済方法の注意点や便利さを見ていきましょう。
【銀行振込】最もオーソドックスな返済方法です。
銀行振り込みは、業者から指定された口座に、毎月の返済額を期日までに振り込む方法です。
基本的に「毎月1万円返済」、など決まっている最低額を振り込みます(約定返済)。繰り上げ返済や一括返済をしたい場合は、事前連絡のうえで返済したい金額を振り込みます。
期日までに指定された口座に毎月の返済額を振り込みます
返済日は「事前に業者と話し合って決めた期日」か「業者が同一に指定している期日」になります。好きな日にちを指定できる形式が多いようです。毎月「この日に振り込み」と決めた自分の都合の良い日を選べます。
銀行振り込みは、全国の銀行から返済できるだけでなく、携帯やスマホからインターネットバンキングにアクセスして手続きすることも可能です。ですが、自由に返済日を選べたり、ネットで簡単に返済出来るのはとても良いですが、注意点があります。
銀行振込で返済するときの注意点
銀行振り込みの注意点は、土日祝日は銀行が業務を行っていません。返済日が重なってしまうと、入金操作が行えず、入金しても反映が遅れてしまいます。
また、自分の利用している銀行と指定の振り込み先の銀行が異なる場合、振り込みが反映されるまで時間がかかることです。
ネットバンキングを利用した振り込みを行う場合も、操作結果が反映されるのは営業日のみです。深夜に手続きしたとしても、翌朝9時まで入金されません。
せっかくお金を返したのに支払い期日に遅れて延滞料金を払うのは嫌ですよね。そのため、返済日よりも2~3日前に余裕を持って返済することをおすすめします。
【店頭窓口】学生ローンの窓口で直接返済する方法です。
業者によっては店頭窓口で直接返済(来店返済)を受け付けてくれる場合もあります。学生ローンの会社の店舗に行って、窓口で直接お金を支払います。振り込み手数料がかからず、銀行間の振り込みのように振り込みが反映されるまでに時間がかかることもありません。
そのため、返済日までに振り込むことを忘れてしまった場合は、念のため店頭窓口で返済することをおすすめします。また、特別な手続きをしなくても、繰り上げ返済や一括返済が可能です。近く店舗のある方は、直接窓口で支払うことをおすすめします。
店頭窓口の利点は借りた会社の人が分かることや直接顔を合わせるのでお金を借りるのに安心感がありますよね。それでも注意点はあります。
店頭窓口で返済するときの注意点
店頭返済は、すべての学生ローンの業者が対応しているわけではないので、必ず事前に業者サイトなどで確認するようにしましょう。
店舗に足を運んで返済したい方は、業者の店舗がどこにあるのか事前に確認しておきましょう。学生ローン業者は、全国各地にあるわけではありません。学生ローン業者はほとんどの場合、東京だけに事務所を置いています。
とくに地方になると店舗はほとんどなく大手金融ローンの方が多いと思います。それに、中小業者が多いので学生だとつけこまれてさらにお金を借りさせられるかもしれません。
来店返済は手渡しで借金を返済しているという実感があるので、金銭感覚が薄い方には振り込みやATMで返済するより良いかもしれません。ですが、繰り上げ返済や一括返済する際、大きなお金(学生ローンの上限は大抵50万円ほどですが)を持ち歩くことになります。営業店舗もあまり少ないことから、そこも頭に入れて返済の場合は注意しましょう。
【現金書留】郵便局から現金を送る返済方法です。
現金を郵便で送るちょっと変わった方法です。
郵便局に行き「現金書留で送りたいから専用の封筒ください」と郵便局の方に言って現金書留用の封筒を購入します。現金封筒代20円と、送料(80~140円)、書留代金430円を用意しなければいけません。500円ほど手数料がかかってしまいます。
現金書留で返済するときの注意点
注意点はコンビニでは現金書留は出せないことです。大きなコンビニの店舗だと現金書留の封筒を販売してるコンビニもありますが、送ることは出来ません。
現金書留の場合、郵便局窓口を通して送るしか方法がありません。間違ってポストに投函することがないようにしましょう。また、業者に届くまで時間がかかるので、余裕を持って送付しましょう。
【提携ATM】提携金融機関のATMを利用した返済方法です。
大手の学生ローン会社であれば、全国のスーパーやコンビニATMと提携していたり、自社のATMを各地に設置していたりするので、そちらのATMから返済することが出来ます。
提携ATMであれば、ATM手数料がかかりますが、振り込み手数料はかからず、自社のATMであればATM手数料もかかりません。ATMで振り込みを確認できた時点で返済手続きが完了するので、タイムラグを心配する必要もありません。
ですがこれは大手の学生ローン会社の場合です。学生ローンはフリーローンの一種ですが大手ではなく中小規模の業者が多いため、ほとんど提携ATMがありません。一般のキャッシングとは事情が異なります。
提携ATMで返済するときの注意点
大手消費者金融なら全国各地に提携ATMがありますが、中小規模の会社は地方の場合、提携ATMがありません。また来店返済のように営業事務所を置いているところもありません。その地方限定の地方銀行のようなものです。
生まれた県の銀行口座を作って、奨学金などを借りた場合、その銀行の口座にお金が振り込まれます。しかし都心ではその口座からどうやってお金を引き出したら良いのでしょうか? 地方銀行のATMってそこの地域では良くみかけますが、他の土地ではみませんよね?
学生ローンの提携ATMはそもそも極端に少ない
逆も然りで地方に行くと東京の大手都市銀行でも提携ATMが無いのです。しょうがなく大手のコンビニに設置されたATMで引き落としますが、こちらは手数料を取られたりします。
コンビニATMで対応しているところもあるようですが、対応していないところも多いので注意しましょう。
約定返済、繰り上げ返済と一括返済の違いって?
一般的にローンやキャッシングは基本的に「毎月1万円返済」、など決まっている最低額を振り込みます。これが「約定返済」です。しかしその他にも「繰り上げ返済」や「一括返済」という方法もあります。
一括返済も繰り上げ返済の一部です
「一括返済」は名前のとおり借りたお金を利息分を含めて返す方法です。「繰り上げ返済」は予定より早く返すことを言います。
学生ローンは、そのときの借りた残額に応じて利息が発生する仕組みとなっています。早く返せば発生する金利額も少なくなっていきます。最低額よりも、余分に払っても問題はありません。お得な仕組みですね。
約定返済と繰り上げ返済を混同しないようにしましょう
ですが、注意点が一点。繰り上げ返済で多く支払ったとしても、毎月一回は返済をしなければいけません。返済した内容が、約定返済なのか、繰り上げ返済なのかはハッキリさせておきましょう。
トラブルを避けるためにも、返済内容をはっきりさせましょう
繰り上げ返済は「翌月の分を支払った」わけでないのです。あくまで、全体の借金の金額を減らすために多く返済した、と考えておきましょう。約定返済で払ったつもりで、実際には繰り上げ返済扱いになっていると、大きなトラブルになります。
繰り上げ返済や一括返済は、余裕が出来たときの手続きと覚えておきましょう。
4つの返済方法の中で、学生が選ぶべき最も良い返済方法は?
銀行振り込み、店舗窓口、現金書留、提携ATM――4つの返済方法を紹介しましたが、良い点・注意点を整理しました。
銀行振り込みのまとめ
銀行振り込み☆良い点
- 自由に返済日時を設定出来る。
- ネットバンキングで申し込み返済が出来る。
銀行振り込み!注意点
- 振り込み手数料がかかる。
- 銀行の営業日に注意→土日祝は銀行がやっていないため返済が重なると反映されるのは週明け。
- ネットバンキングも操作結果が反映されるのに時間がかかる。
店頭窓口のまとめ
店頭窓口☆良い点
- 手数料がかからない。
- 繰り上げ返済や一括返済が簡単に行える。
- 借りた会社の顔が見える。
店頭窓口!注意点
- すべての学生ローン業者が来店返済に対応しているわけではない。
- 学生だとつけこまれてさらにお金を借りさせられるかもしれない。
- 一括返済の場合、大金を持ち歩いて来店しなければいけないので危険。
現金書留のまとめ
現金書留☆良い点
- なし
現金書留!注意点
- 500円ほど手数料がかかる。
- 届くまで時間がかかる。
提携ATMのまとめ
提携ATM☆良い点
- ATM手数料はかかるが振り込み手数料がかからない
- コンビニなど設置してある場所で簡単返済
提携ATM!注意点
- 地方には営業店舗がない理由と同じで、提携ATMも少ない。
- 対応していない学生ローン業者もある。
以上です。どれも一長一短ですね。一見すると、ATM返済の方が手軽で良いと思いますが学生ローンの返済は「銀行振り込み」が良いと思います。
学生ローンのオススメ返済方法は【銀行振込】です!
前記しましたが、その理由は一般のキャッシングと異なり、学生ローンの専門業者は、大手ではなく中小規模の業者が多いからです。
大手消費者金融のように、各地に提携ATMがあるわけでもありません。コンビニATMで返済できるわけでもありません。銀行自動引き落としによる返済も対応している業者もありますが、引き落としの手続きにはある程度時間がかかってしまいます。
それに地方在住の学生は、前記したとおり、営業店舗が少ないため来店返済が向いていません。そのため、銀行振り込みか現金書溜のどちらかを選ばなければいけません。
きちんと返済する癖が付きます!早期返済にも繋がります
銀行振り込みは自動引き落としも出来ない上に自分でお金を振り込まなければいけません。しかし銀行振り込みを原則として選ぶ理由は「きちんと借りたお金を返してしている」という感覚を持てることだと思います。
それはどの返済方法にも言えることですが、銀行振り込みが一番安全で自分で設定した返済日で、上手く返済出来ると思います。
くれぐれも延滞をしないように! 早めの完済を!
ローンやキャッシングは、純粋に個人との信用に基づいて経営しているため、わずかであっても返済が遅れると、信用を大きく損なう可能性があります。
返済が遅れないように、あらかじめ返済計画をきちんと立てて、それでもなお延滞してしまう場合は、事前に電話で延滞する旨を伝えましょう。無断で延滞すると、一括返済を求められる場合もあります。
もし、早めに完済出来たら一番良いですよね。お金に余裕があるなら繰り上げ返済や一括返済も考えてみましょう。